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おちゃめな二人組GAWDの、キュートでセクシーなMVをご紹介(オススメMV #147)

こんにちは、吉田です。
オススメMVを紹介する連載の147回目です。(連載のマガジンはこちら)

今回は、GAWDというおちゃめなガールズデュオの特集をお送りします。
GAWDとの出会いは2ヵ月前のYouTubeのレコメンドなのですが、サムネイルのインパクトが凄(すさ)まじく、思わずクリックして観てしまったのがきっかけとなります。

では、そのサムネイルのインパクトがスゴイMVを紹介しましょう。
GAWDの「High Class」です。どうぞ!

上のサムネイルを観てクリックしないヒトはいないであろうインパクト絶大のMVですが、もちろん中身も期待を上回る素晴らしい内容で、それほど変化のない映像にもかかわらず最後まで一気に観せてくれます。
また、映像に変化が少ないからこそ楽曲とのマッチングが良く、違和感なく視聴できるとも言えるでしょう。

まず、この「GAWD」というガールズデュオについて説明したいところですが、詳細な情報がなく、USのロサンゼルスを拠点にしているという情報はあったものの、活動開始については定かな情報を見つけることができませんでした。(YouTubeの履歴では2021年から活動を開始しているようです)
ネットの記事によれば、おふたりはアラナ(Alana)とアレイナ(Alayna)というお名前のようで、デュオ名である「GAWD」は「Good Ass Women Deserve」の略とのことですが、直訳すれば「素晴らしいお尻の女性にふさわしい」となり、もうワケが分からない感じです。(スラングで何か他の意味があるのかもしれませんが...)
なお、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Unlimited Love」ツアーのオープニングアクトとしてヨーロッパツアーに同行したようで、業界では注目株とも思われます。

では、MVに話を移しましょう。
この「High Class」は、2024年6月にシングルとしてリリースされた最新の楽曲で、ほぼ同時(3日後)にYouTubeでMVも公開されています。
楽曲もなかなかにイイのですが、なんといってもMVでのアフロヘアーのふたりの姿に尽きると言えます。
アフロヘアーの女性が「キュート」と「セクシー」という一見して相反する要素を高い次元で両立させているという映像は、私の中では彼女たちのこのMVだけであり、それぐらいこのMVは私に衝撃を与えました。
このMVでのアフロヘアーの彼女たちの姿は、はっきり言ってしまえば「美しい」のです。

顔を中心に胸から上だけを映している映像がメインですが、途中で全身の映像も表示され、結構露出高めの衣装で驚くものの、ゴールド一色(いっしょく)の衣装が卑猥(ひわい)な印象を与えず、MV全体の高いクオリティーを維持しています。

私のいつものパターンは、素晴らしいMVや楽曲に出会うと、そのアーティストの他のMVや楽曲を遡って視聴していきます。
今回も同様に、GAWDの過去のMVを遡って視聴したところ、「あれっ?」と想定外のMVに戸惑ってしまいました。

では、「High Class」のひとつ前にリリースされたMVをご覧ください。
GAWDの「S+R」です。

スローテンポの楽曲にあわせてゆっくり動く彼女たちだけで構成される不思議なMVです。

この「S+R」は、2023年9月にリリースされた1stEP「Cathedral City」に収録され、翌10月にMVが公開されていますが、きれいな映像のMVではあるものの、初見ではがっかりしたというのが正直なところです。
その理由としては大きく2つあります。
まずは、「High Class」のMVでのキュートかつセクシーな彼女たちから一転、不思議な雰囲気を醸し出す出で立ち(いでたち)が、それ自体悪いということは決してないのですが、「High Class」の彼女たちが素晴らしすぎて、余りのギャップに戸惑いを覚えてしまいました。
そして、4分を超える少し長めのMVが更に長く感じられ、多少の変化はあるものの同じ構成の映像が繰り返されることで飽きすら感じてしまいました。
『もしや!』と思い楽曲だけで聴いてみたところ、不思議とイイ感じで、MVでは楽曲と映像がミスマッチなのかもしれません。
場面ごとにMVを観てみると結構イケてるため、全体の構成を変化させればよいのかもしれませんが、それを考えるとMVというのは難しいものだと痛感させられます。

話しが逸(そ)れますが、この「S+R」での彼女たちは私の中でのイメージは「海原やすよ ともこ」のおふたりと重なってしまいます。
なぜかは全く分からないのですが、一度そう思ってしまうとこのMVを観るたびに『あっ、海原やすよ ともこさんだ!』と思う自分に気が付き、愕然(がくぜん)としている今日この頃です。

話が逸れたついでにもう1ネタ。
MVの中で使われている金色のお札を射出する拳銃型の装置ですが、HIPHOP系のMVでたまに見かけることもあり、そこそこポピューラーな装置かと思われます。
記憶に残っている中では、以前本連載で紹介したブラック・アイド・ピーズの「VIDA LOCA」のMVで、ニッキー・ジャムが豪邸のプールサイド脇で使っている姿が印象的です。(「VIDA LOCA」を紹介している以前の回はコチラ⇒「ブラックアイドピーズの特集だ!」
このお札を射出する拳銃型の装置ですが、GAWDのふたりは気に入っているのか最初に紹介した「High Class」のMVでも使われています。

話しがだいぶ脱線してしまったので、MVの話に戻しましょう。

そして、上の「S+R」から遡ること2ヵ月前、彼女たちを有名にした1つの楽曲とMVが同時にリリースされます。
それが最後に紹介する、こちらも驚愕のMV。
GAWDの「Two Hot」です。

YouTubeのサムネイル画像からみても普通じゃないことが分かるほど、とんでもないMVです。

この「Two Hot」は、2023年8月にシングルとしてリリースされ、翌9月の1stEPにも収録されていますが、MVはシングルのリリースと同時に公開されています。
この楽曲とMVは一部の間で脚光を浴びたようで、ネットにもいくつか紹介記事が出ており、一番最初に紹介した「High Class」を紹介するネット記事の中でも「High Classで我々にインパクトを与えたGAWDが...」というような表現になっていました。

MVのインパクトが強いため楽曲の印象が残りませんが、上の「S+R」と同様に楽曲だけ聴くとイイ感じで、Spotifyでたまに聴いています。
しかし、映像がダメかというとそうではなく、全身タイツに胸の飾りという衣装は本来であれば嫌悪感を抱きそうなものですが、彼女たちが真剣に取り組んでいることが映像から伝わってくるため逆に好感すら与えてくれる映像であり、MVとしてはリピートして視聴しています。

この3つのMVを観ると、GAWDのふたりの振り幅の広さに驚かされます。
「Two Hot」のダークな映像の中での奇抜な格好をしながらマジメにダンスをするふたり、「S+R」の青空の明るい映像の中で真っ白のドレスを身に纏
(まと)ってスローなダンスをするふたり、そして「High Class」のムーディーな映像の中でアフロヘアーを被(かぶ)ったキュートかつセクシーなふたりと、ここまでの振り幅はなかなかありません。
そして、次のMVではどんな彼女たちが登場するのか、メチャクチャ楽しみですね。

さて、今回のGAWDの3つのオススメMVはいかがでしたでしょうか?
もちろん一番のオススメは、最初に紹介した「High Class」ですので、未見の方はぜひともご覧ください。
彼女たちのトリコになること請け合いです。

ではまた次回に。

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