真剣にイラストについて
ボクはイラストレーターそして絵本作家として生計を立てていますからたまには真剣にイラストについて語りたいと思います。
イラストを印刷媒体や原画などで収入を得るために必要なこと。
ズバリ言います。作家性に尽きます。自分がどういう作家性を持っているかをまず考えてください。
まずボク自身が持っている作家性。それは昭和35年生まれのボクにとっては日本のTVアニメが始まると同時に絵を描き出しました。
つまりジャパニーズアニメの影響をもろに受けそして18~20代もろにヘタウマと言われる影響を受け、そして東欧のレトロな絵本の影響を受けました。
あと1つ姉が4人いてもろ女性観が植え付けられた。
その結果が上のような絵になりました。とはいえすぐに到達したわけではありません。この絵になるまでは何十年と歳月が流れます。
つまり作家性というものは影響を受けた物のコピーであってはならずその影響を自分の絵に投影する作業です。それにはとても時間がかかります。でも達成されれば必ず賞が取れます。つまり誰かの目に止まる、という事です。
なので今イラストレーターなり絵本の絵なり目指しているならばまず誰かの目に止まる作家性を身につけなければなりません。しかもこれがスタートです。でもそこまで行けば簡単です。先輩たちが道を作ってくれます。しかしそこで気を付けなければいけないのは好きな絵を描いていた今までの自分と向き合いその作家性をいかに注文された絵に落とし込むかです。好きに書いた絵プラス商業的要素でそこに自分の絵を落とし込めるか!ここが重要です。その落とし込みに成功すれば仕事は次もやってきます。
では次に大事なことは何でしょう?それは時代は流れる、という事です。
つまり自分の得意分野を時代に合わせて変化できるか?ここが長くやっていくコツとなります。今絵を描いて生計を立てようとしている皆さん。
皆さんは貴重な存在です。だって世の中そこを目指して頑張っている人は一体人口のナンパーセント?少ないと思います。諦めるのも続けるのも自分次第です。どうかみんなが続けていけますように。そこには好きな絵を描いて生計を立てられるという夢があります。全員頑張ってください。