昨日twitterで #うたつなぎ というものをした後で、この歌があったことを思い出した。こちらのほうがつなぐという趣旨には合っていたような気もする。やり直すのも人騒がせなので、代わりにこのnoteに載せようと古いファイルをあさっていたら、歌を思いついたときというか、歌の輪郭がだいたいできあがったときに録ったデモがみつかった。CDのも弾き語りなので、デモもなにもないか。

これではちょっと長すぎるかなと思い、短縮して完成させ、ブログに載せCDにした。けど今聴くと、これぐらいあっても良かったような気がする。大事なところを削ってしまったような気もする。気もする気もするとはっきりしないのが僕の悪いところだ。

言葉もはっきりと歌っていないが、それは歌詞をさぐりながら歌っているからだ。変な間があるのは、たぶん歌詞が見えなくなってページをめくっているからだ。最後のところはまちがえたわけではなく、歌いながら作っているからである。

人から人へと伝えられてゆくものの中には残念ながら、人を不幸にしてしまうものもある。例えば「コロナ」のような伝染病がそうだ。だからこそ、それに負けないぐらいのあたたかいもの（愛とか、智慧とか）を、伝えていかないといけないんだろう。それを今、歌でつなぐんだろう。

今まで出会って来た人への感謝の歌。


あたたかい、この気持ちの中のもの

人から人へ　君から僕へ　　
伝えられてゆく　この気持ちの中のもの
僕から君へ　親から子へ
それだけが人を幸せにする

はじめて触れたあの日　君のぬくもりに
若くて気づかなかったけど　
君は僕にわけて与えてくれた
あたたかい　この気持ちの中のもの

お金よりも　地位よりも　
人はそれを求めて
世間を捨てて　名誉を捨てて　
心に従うこともある

あの日君に出会って　あの頃を過ごして
毎日少しずつわけてもらった
今もこうして感じることができるよ
あたたかい　この気持ちの中のもの

くじけそうなときも　つらいときも
生きる力を僕に与えてくれる
友から友へ　彼から彼女へ
受け継がれてゆくべき唯一のもの

あたたかい　この気持ちの中のものを持たずに
街をうろつきさまよう人たち　
もしくは引きこもってしまう人たち
僕を救ってくれたのは君だ

君がくれたから　今僕は
君がくれたものを誰かにあげられる
売ってはいない　お金じゃ買えない
与え合いながら伝えられてゆくもの

カスピ海ヨーグルトの種のように
人から人へ受け渡されて
死なせぬように大事に育てて増やす
あたたかい　この気持ちの中のもの

人から人へ　君から僕へ　　
伝えられて行く　この気持ちの中のもの
僕から君へ　親から子へ
友から友へ　彼から彼女へ

人から人へ　君から僕へ　　
伝えられて行く　この気持ちの中のもの
友から友へ　彼から彼女へ
人は時に　それを愛という
人は時に　これを愛と呼ぶ