2020-07-02 「令和の怪童」が神宮にいる事と「8割お兄さん」が5番を打つ事と #011

無観客の神宮球場。静寂を切り裂く一打。サヨナラホームラン。できすぎな展開。ただ、村上なら打ってくれるという期待は十二分にあった。

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スコットは右のサイドスロー。村上はこのタイプに強い。昨年はG田原、T青柳からは3本、OP戦ではH高橋礼からもホームランを放っている。

それにしても村上もミスショットなくスタンドにぶち込みますかねぇ。かる~く逆方向に運ぶ村上の持ち味が存分に生かされたホームランになった。

むしろ成長を感じたのは前の打席の三振だったりする。

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昨年とにかく打てなかったのが左の速球派外国人ピッチャー。まさに今日のフランスアみたいな投手だ。外の球を適当に投げ込んでおけばほぼ勝負は詰んでいた。

それが今年はちゃんと打てるボールの取捨選択ができ、粘ることが出来ていた。最後こそやや振り遅れる形の空振り三振になったが、8球粘ったことが次の打者に生きてくる。

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正直絶好調の西浦相手に勝負をしてくれたことをありがたく感じるケースでもあるが、きっちり西浦のスイートスポットである真ん中高めに狙いを定めスタンドに打ち込むことができた。今日2本のホームラン。これで5本のヒットのうち4本がホームラン。ホームラン率8割お兄さん。教授もビックリである。

村上の後に西浦がいてくれるおかげで懸念材料の5番問題が解決した。相手も村上と勝負せざるをえないケースが増えてくる。

村上は「ヤクルトはあきらめないのが持ち味。僕の前の青木さんや後ろの西浦さんが心強い。楽に打席に立たせてくれる。流れに乗っていける気にさせてくれる」。

他にも元はと言えば西田の代打ホームランからのナイスリード。試合をもたせてくれた星のピッチング。先頭打者にヒットを打たれながらも耐えしのいだマクガフ。語りたいことはたくさんあるがもう眠い。今日は飯も食ってない。

ただ、今のヤクルトは最後まで何が起こるか分からないチームになっている。

そしてそのチームの4番に「令和の怪童」村上宗隆がいる。



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