館山と畠山がいたから優勝できたのだと 2019-09-21 Ys2-14D
試合の事は館山、畠山と村上のホームラン以外あまり覚えていない。まぁしゃーない。2人の事を話そうか。
9月4日の前。最後に自分が神宮広島戦で勝ち試合を見たのが15年の9月21日だったって事を先のnoteで書いた。その時活躍したのが館山であり、畠山だった。ちょっと頭には過ぎったさ。2人も、もしかしたら今季までだろうって事は。ただ、そんなこと書けなかった。
9月6日。小川監督、宮本ヘッドコーチの退任と共に畠山引退報道。文字面から「やりきったんだろうな」って事は感じられたのである意味こちらもスッと受け入れる事ができた部分はある。
9月8日。館山は石巻で投げていた。イースタンの試合。イレブンスポーツで自分はながら見をしてた。館山は4回まで1失点。「これくらいなら来季もやりたくなるんじゃないかなぁ」と考えてた矢先突如崩れだす。連打を浴びて3失点。橋本到の打球はベースに当たりセンター方向へ転々と転がる不運な当たりだったが、これでマウンドを降りる。その時にイレブンスポーツのカメラに映し出されたのは館山がひと目をはばからず涙する姿だった。
気持ちはざわつくよね。いよいよその時が来るのかと。翌日。館山、そして前日の試合で申告敬遠された畠山の引退が発表される。
引退会見の二人は憑き物が落ちたような、晴れやかな表情にちょっとホッとした。
そして昨日の引退試合。館山はブレ球のストレートで先頭打者の大島を打ち取り、畠山は柳の直球勝負に対して豪快なポテンヒットで最終打席を終えた。
改めて15年に戻る。あの年の優勝は2軍が壊滅的。1軍は残り2試合を残しかつ本拠地優勝のラストチャンスで決めたということもあり、1軍出場選手の誰一人が欠けても成し得ることが出来なかった優勝だと自分は思っている。ただ、敢えて誰が優勝を導いたかと言えば館山であり、畠山だった。館山復活の6月28日の勝利は「このチーム優勝するかもしれない」というチームの流れを作った。畠山は特にシーズン後半の先制点の取り方が異常だった。比屋根が塁に出て川端がチャンスメイク。山田と畠山のどちらかで点を入れるという形が確立できた。特に畠山は内野ゴロでもコースヒットでも1点を奪う。ちょっと神がかり的な読みをしていたと思う。
最終的にシーズンの流れを決めたのがあの9/23の試合だった。この日も山田のヒット→盗塁から畠山のタイムリーで先制。3回2ランで追加点。投げては館山が5回までパーフェクトピッチング。秋の青空に彩られたライトスタンド、一塁側に広がる花畑は忘れられない。
館山、畠山と優勝ができて本当に良かった。
2人共コーチとして残るんだろうか。第2の野球人生楽しみにしています。
ありがとうございます。うちの猫さんのご飯代となります。