2020-10-20 高梨はいいピッチングしてたのと今のヤクルト打撃陣が高い指標と #102
まず投手陣が踏ん張った試合。
特に高梨は球が走り5.2回7奪三振の好投。今日の球威もあったが、内角が有効に放る事ができてたのも大きい。
特に痺れたのは岡本の打席。2球で追い込んだあと、釣球からのインハイ。普段ならかなりリスキーなボールにもなるのだが、今日の調子の良さを信じた嶋の勝ち。そして投げきった高梨が偉い。
一方で打線は最後まで点を入れるチャンスを逸してしまった。
ここまでのヤクルトのチーム打撃成績を確認。なんとなく打線が悪い感じは薄々感じてると思うが、その中でも一つだけ高い指標がある。四球は347で巨人に次いでリーグ2位。今日9つ四球を貰っている。ヤクルトが出した四球は4なので巨人を抜いてトップに立った。ただその四球を全く活かす事ができない。
原因は長打の数になる。本塁打がリーグ5位タイの99。阪神中日のような広い球場ならいざしらず神宮で99本は少なすぎる。巨人横浜が120本前後なのでホームランが20本前後足りない事になる。二塁打もリーグ5位の148。リーグ平均を大きく下回る。現在リーグOPS1位2位が村上青木になるのだが、その要因はダントツの出塁率にあり、その出塁率を結果に結び付けられてない状態が続いている。
だからと再び10月から村上4番、青木5番も試した。今回は青木は打てていたが、村上が打てなくなった。なんかかみ合わせが悪い。
今日は初回。3つ四球を貰ったにも関わらず先制点を上げることが出来なかった。3回も2四球。6回も3出塁しているにも関わらずあと1打が出ない。具体的に「誰」というわけじゃない。チャンスで打席に入った人が打てない状態だ。
9回にもぎ取った1点も相手の自滅感が大きいなか、山田がもぎ取った四球。続く村上が決めればサヨナラという場面だった。
ワンヒットでサヨナラの場面。しっかり引っ張ること自体は悪くない。早いカウントでの勝負もアリだと思う。ただ結果が出なかった。4番としての責任感も強い村上も悔しいだろうが、この状態まで持っていってしまった打撃陣全体の問題でもある。
今の打線をどうしたらいいか。ちょっと現状でなんとかする答えを自分は失いつつある。ある種万策尽きた状態。敢えて言えば残りのカード、「しょっちゅう怪我する塩見」を切ってどうかなんだけど。