2021-06-19 「ここ投げとけば」を続けることと、そのコースを打ち返した内川と Ys3-7D #063
チームもライアンも連勝ストップ。序盤はある程度コースには投げていたがストライクを得ることが出来ずだんだん球が高くなってきた印象。ここぞというところで球が高くなったのと落とす球が落ちきらなかったのが原因かな。実を言うと小笠原も序盤は制球がアバウトだったが右のインコースだけやたら広く取ってくれていた。
どのくらい広かったかと言えば、オスナがイラつきサンタナが微笑み西浦が膝を押さえるくらい。ヤフーの1球速報の配球表確認してみたがあまり伝わらないなぁ・・。まぁ相手捕手木下が9割内角に構えるくらい。
審判が1つのコースをやたらと取る状態を「翼を授ける」と呼んでる。「ここ投げとけばとりあえずストライクになる」というコースを見つけられると投手は一気に勢いに乗ることがある。今日の小笠原はそれを見つけられて、ライアンは見つけられなかったということなんだろう。それでも大事な場面で同じところに投げられるのもそれはそれで技術だ。
傾向がわかってきたあとの5回の攻撃。四球や甘く入った球を弾き返すなどして奪った1死満塁のチャンス。
サンタナは分かりきった内角を無理やり打ちファールフライ。
西浦は3球目のインローでストライクを取られたところで勝負アリ。あとは真ん中高めに投げなければどこ投げても空振っていたと思うよ。そう、甘く入れば元の木阿弥。逆の見方をすれば小笠原はよく最後までその内角に投げきったね。
一方でこの内角攻めを攻略できた打者もいた。
2球で追い込まれながら、内角の取捨洗濯をしながら粘っていく。7球目、8球目はしっかり内角に投げきったストレート。これをカットしながら最終的に甘い球を逆方向に打ち返した。コロナ復帰後なかなか調子が上がってこない内川だが、本来内川はこういうバッティングが出来るバッターなはずなんだ。今日の打席をキッカケにしてもらいたいねぇ。
ライアンに話を戻すと、「今日はこういう日」という事で片付けられる部分もある。ライアンも「翼を授けられる」事があるから。その可能性は制球ができてる投手の方が当然だが多い。次回以降が大事なんじゃないかな。