仮想契約更改 小川,石川編
仮想契約更改も最終盤。note向きの発表の仕方をもうちょっと考えなきゃと。来季の反省にしときます。(来季もやるんか?)
#29 小川泰弘
苦しんだ1年だった。現状平均球速を図るまとまったデータを持ち合わせていないので正確には言えないが、「データを楽しむプロ野球」の1試合別の最高球速はアベレージで148~150前後に推移している。
これは昨年と比べても2~3km球速を増していることになる。ヤクルトの中では非常に珍しいケースだ。にも関わらずこの成績。じゃぁ何が悪いのかと言われると圧倒的にカットボールの被打率が上がっている。18年が116打数 .181なのに対し今季は139打数.288。ライアンのカットボールは特に左の内角を抉るために使うボールになるのだが、ここの制球力が落ちるとただの甘く入ってくるボールになってしまう。実際対左打率は.289。対右.256と比べても大きく落ちる。
一方で本塁打は殆ど同じ打数に対して対右18本、対左8本というのはどういうことだろう。直球と比べれば軽く感じるであろう甘く入ったカットを拾われているのかなぁ。現状では球速を維持したまま制球力を磨く作業に入るんだと思う。ラスト2試合の内容が非常に良かったので来季に期待。
あとあくまで単年なのでマイナス査定にしたが、来季FAが控える中でもしかしたらプラス査定の複数年提示(昨年の中村のようなやつ)はあるかもしれない。
#19 石川雅規
衰えは感じられないどころか投球内容だけを見れば今季はこの4~5年の中で最高だった気がしている。
被安打率.246,WHIP1.15,P/IP15.4といかにテンポ良く投げきれていたかがわかる。低めにボールを集め、相手の裏をかき、若手は初見殺しの2つのシンカーで仕留める。足りないのはQS率(39.1%)という事になるが、特にシーズンの序盤はかなり早い段階でマウンドを降ろされていた。結果中継ぎの負担にもつながっているのだが、これをやってきたから1年間もったとも言えなくはない。来季はこの内容で6イニング投げていただければ。
投球イニング数の少なさもあり、仮想年俸も揉めに揉めたが、それでも1億はいっていいんじゃないかと。キャリアを考えれば文句も出ないだろう。