2020-10-30 今日のメンバーで負けなかったこと #111
試合始まる前の感想はこうなる。マジック1の読売相手に青木山田がスタメンから外し、6番以降の打順が1割~安打ゼロの時点で勝つ気があるとは思えなかった。山田の体調が本気で良くないんだろうことも分かるが、さらに青木まで居ない状態でどう勝てばいいのかと。
ただ、試合に出た選手は監督の期待に応える仕事をしたんだ。
3回廣岡の先制弾。ヒットゾーンは多くないし三振も多いが絶対的な得意コースがある。良くも悪くもこれが廣岡。
左投手のアウトハイファストボールは廣岡のスウィートスポット。逆方向でも余裕でスタンドに打ち込める。他の長打バリエーションが失われているきらいはあるが、このイメージは続けて欲しい。最近調子いいよ。
長岡くんはプロ初安打が出た。その前の打席から粘ることができてたので今日は出るかなと思ったがスライダーが甘く入った変化球を逆方向へ。これがプロでのスタート。フェニックスリーグが始まる関係上おそらく1軍帯同は次のカードまでだと思うので、そこまで1軍での雰囲気を感じ取ってほしい。今はその段階。
エスコバーの同点打も大きかった。デラロサのような勝ちパ相手だとボールを見てるだけではすぐ追い込まれるし四球は選べても決定的な一打は出にくい。そんな中、アウトローに食らいついて逆方向に打ち返した。これなのよ今のヤクルトに足りないのは。かくいうエスコバーもその精度は大変低いのだが、今のヤクルトはちょっとボールを見すぎている。低出塁率高打率の選手がもう少しいいと思うのよ。雄平とか雄平とか。雄平じゃなくても中山あたりはその位置にいけそうなんだがねぇ。
そして相手の優勝が決まったあとの変な雰囲気の中、ラストイニングをゼロで抑えた石山。日テレG+は一度たりとも石山の顔を映し出す事は無かった。まぁフジONEでもそんなもんだろう。正直このシチュエーションはただ負けるよりも面白いとは思ったが、石山にとってはなんとも言えないマウンドだっただろう。今年の石山は個人で考えれば申し分ない成績。負けがついたのがわずか2試合。41試合でわずか17セーブはチーム状況の責任が大きい。
石山は今が全盛期に当たるピッチャーだ。今オフは彼に残ってもらえるだけのチーム編成を組まなきゃいけないよ。