2021-10-01 揺り戻したオスナと気合が違った中村と C-Ys #121
3点取ったあと3点取り返しの逆転勝利。DeNA相手での連敗もあったが勝てるかどうかはともかくとにかく終盤まで諦めないチームになってるのが頼もしい。
前半は大瀬良と原樹理の投げあいだった。両投手とも制球良く5回まで初回エラー絡みの0-1で進んでいく。流れが変わったのは6回オモテ。2死満塁のチャンスでオスナ。
前の打席で村上に当てている中の「トラブル後の1球」をオスナは逃さなかった。復活の逆転タイムリー。ただまだ試合は動く。
逆転してもらった直後の6回は耐えた原樹理だったが7回に力尽きる。ここまで1安打だった原樹理がいきなりの5安打3失点。ただ、これ全部単打で四球も無いのでどちらかと言えばカードを切れなかったチーム事情の方に責任があったかなぁと。原樹理は最後までファイティングポーズを取り続けたと思う。今野が交代後1球で抑えたのは助かったよ。
今までならここで諦め状態で試合が進むところ。今年のヤクルトは違うなぁと。しかもタイミングがいい。流石に広島中継ぎ陣だと9回栗林はキツイところ、8回で畳み掛けることができた。
まず敗色濃厚の空気を取り戻す青木のセンター前ヒットから山田が四球を選び無死一二塁。この後村上に対する暴投が流れを決定づけた。まず村上内野ゴロの間に1点。続いて先程逆転タイムリーを放っているオスナ。
ケムナも勝負を間違えたようには思えない。ストレートで追い込み外の変化球で空振りを奪いに行くセオリーどおりの攻撃。ここ数試合の結果が出てないこともありこの勝負は理解ができる。ただオスナも昨日今日と惜しい当たりの揺り戻しが起こっていた。最後は目線を変える意図のインハイを逆方向に弾き返した。なおも1死三塁で中村。
ここ最近は中村の当たりが止まりだし、「最低限の鬼」中村でも最低限できるだろうかと心配ではあった。ただ今日は気合が違ったようだ。
決勝打の中村は、7回無死満塁の守備で、本塁で三塁走者・曽根と衝突するアクシデントがありながらプレーを続行。8回の好機で試合を決める一打を放った。交錯プレーについては「ぶつかろうと思って来ているわけではないし、送球もそれているので、仕方ないプレーかもしれない」としつつ、「もしかしたら選手生命に関わるかもしれないし、自分の野球人生もわからないプレーだったかもしれない。そういったところもあって、やられっぱなしじゃ嫌なので。絶対ここで逆転してやると」と振り返った。
「優勝を争う中で自らのシーズンを終わらせられない」相手を慮りながらも闘志を燃やすムーチョ。あと交錯の場面ちょっと長めに高津監督が抗議しているのが気になっていた。もしかしたら中村の回復を待つ形でしつこく抗議をしてた部分もあったんじゃないかなとは感じた。
ずるずるいきそうなところで踏ん張ることが今のチームはできている。勢いのままに直接対決に乗り込みたいねぇ。