2020-11-06 消化試合に意味を持たせること #117
今日のスタメンを見た率直な感想
坂口も山田も青木もいないスタメン。山田は勿論、青木も昨日の自打球もあり、万全じゃないのかもしれない。坂口も最近は調子を落している。ただ、正直見栄えはしない。ただ、相手中日を見ても5番に1割台の武田健吾が入っていたり。決してフルメンバーでは戦っていなかった。
今まで以上に消化試合を使った、「来季に向けた戦い」が行われていることを実感する。別の味方をすれば「層の厚さ」を確認する試合でもある。
今日の先発は高橋奎二。今年ローテーションを任されながらいまいち結果が出なかった。途中で下半身のケガもあり離脱。今日が1軍復帰マウンド。フォームも足をスッと上げるものに変更し序盤は高めの直球でも空振りが奪えていた。ただそれでも球数はかさんでいき4回終了時で75球。5回で捕まり2失点。課題も残しつつなんとか試合を作った形。
続く原樹理は仕事で見ることはできなかった8回2アウトまで2.2イニングを投げた。恐らく残り試合が少ない中、「先発として」の能力の確認だったのだろう。彼もまた、前半戦調子が上がらず苦しんだ投手。今日も自身の悪送球などでピンチを作るも併殺を奪うなど持ち味は出せたのかな。
打線はここ最近では珍しく、点は多くないものの初回→4回→7回→10回とコンスタントに点を奪うことができた。まぁ6安打なんですけど。でもそれで5点が入るのは長打力が大きいよね。初回の塩見
レフト方向へのホームランがプロ初だと聞いて驚いた。2軍ではレフト方向にバカスカホームラン打ってたから。塩見は本当に試合に出てれば仕事できるのになぁ…。今年はとうとうOPS.8だよ。盗塁も二桁だよ。来季は1年通じて仕事をして欲しい。年齢的にもこれからがピークの時期だからね。
ヒーローインタビューこそイベントの関係で無かったが今日のヒーローは廣岡だ。ロドリゲスからの追加点はナゴドの最前列まで運ぶ一発。廣岡もなかなかレフト方向への一発が出てなかったが、最後に打ち切ることができた。まだ2割台前半と精度の低さは相変わらずだがやはりこのパワーは魅力。そもそもこのタイプの長距離砲はブレイクに時間がかかる。長い目で見ていきたいねぇ。廣岡はまだ23歳。来季が大卒2年目相当と考えればまだまだこれからの選手だよ。
スクイズの是非もあるが、まぁ1点を争うところで相手が右の谷元ならスライダー攻めにあいそう。打たせる条件が整わなかったのは理解する。
互いに主力を欠く試合ならこういう野球もできる。ちょっとずつチームの層も厚くなっているのかな。
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