2020-10-28 戸田のマウンドの中澤とラストマウンドと #109
まさに村上孤軍奮闘の試合と言いたいところだが、やっぱり投手陣は頑張ってるんだな。今日もカツオさんが初回に3点取られたものの4回までは無失点で投げきる。カツオさんは代打を出されるも5回以降4イニング中継ぎ陣が踏ん張り無失点。スミ3で抑えきった。
打線は今日も沈黙。ただどうしても勝ちたいのなら山田はケガで出れないということでも青木は多少無理してでも使ってるよね。「育成に舵を切る」という言葉は大変甘美は響きだが、それで勝てる可能性は確実に減ってはいるんだ。その煽りを食うのは少ない失点で負けがつく先発投手だったりもする。
それよりも今日、戸田では一人の選手のラストマウンドがあった。
⚾️イースタン・リーグ⚾️
— イレブンスポーツ (@ElevenSportsJP) October 28, 2020
最後のマウンドにあがった #中澤雅人 投手
11年間の締めくくりを三者凡退に抑える⚾️👏
11年間お疲れ様でした❗️❗️#イレブン・ヤクルト pic.twitter.com/3zSnoDbpgN
中澤雅人。11年もプロでやってたのなら、せめて引退登板くらい1軍で投げさせたかって欲しかったという思いもある。
彼のデビューが10年で自分がヤクルトファンに復帰したのが12年なので、初年度の華々しい活躍を見せたときの中澤は知らない。最初の記憶は13年かな。◯川が「冷蔵庫の余り物みたいなピッチャーで相川はようリードやっとりますよ」的なこと言ってTLが流石に「中澤に失礼じゃないか!」と総スカンを食らってた時、
「冷蔵庫のあまりもんの中澤で調理する相川さん」の雑コラを作ってプチバズった事があった。あの頃から達◯ろくなこと言ってねーな。
12年13年と先発で結果を残すことが出来ず背番号も14から54に変更。14年、万を持しての4/6の先発登板で2回持たずに降板。正直ここでもう今年までなのかなと思ったよ。しばらくの2軍暮らしを経て中継ぎとして復活。自責が付いたのは23試合でわずか2試合。防御率1.57と完全復活を遂げた。
15年は35試合に登板。キャリアハイの3.03の成績を残した。中澤さんも優勝に貢献したんだよ。特に印象深いのは4/19のDeNA戦。延長11回、12回の2イニングをを46球かけて投げぬいた試合。このピッチングが上田のサヨナラ打(相手エラー)を引き寄せた。
#54 pic.twitter.com/fHkqa4rihG
— ドラフトのマモノ (@mamono_jingu) December 24, 2015
17年からはサイドスローも試しつつ登板数を重ね、18年は37試合に登板。11ホールドを上げた。昨年は1試合のみの登板に終わったが今年も前半は左のワンポイントとして仕事をしながらも引退を発表。
派手なピッチングや活躍ができた投手ではない。が、柔和な表情から淡々と投げるその姿は、うだつの上がらない俺たちでも頑張って続けてればちょっとは報われることがある。と思わせてくれた。
見逃し配信でラスト登板を確認。戸田にZARD「マイ・フレンド」が流れる。以前の登場曲はCHARCOAL FILTER「Brand-New Myself 〜僕にできること」。中澤は90'sPOPSがよく似合う。
初球141kmのストレートはシュートがかかっていたかバットが空を切る。イン・アウトのギリギリを狙い先頭打者はレフトフライ。2番手西巻は2球で打ち取り3番手松田もセコンドゴロで3人できる。家族から花束を贈られチームメイトの握手を受けながらベンチに下がる。
試合終了後は胴上げが行われた。これも一つの引退の形。恐らくこの時期の引退なら球団に残る手はずは整っていると思う。
中澤選手、お疲れさまでした。セカンドキャリア楽しみにしてますよ。
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