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CLS高知が私の人生に与えてくれた3つのモノ

この投稿は「CLS高知 Advent Calendar 2024」の16日目の記事です。

こんちには!まもはしぃです。

アドベントカレンダー16日目ということで、33日間のちょうど折り返し地点ですね〜。過去15人の皆さんの投稿はすべて読ませて頂きました。お知り合いの方も多いのですが、知らなかった話も多いし、みなさんのスタンスや知見も見れてとても面白かったです♪ (みなさんも上のリンクから是非!)

さて、私からは、みなさんとちょっと趣向を変えて、

「CLS高知が私の人生に与えてくれた3つのモノ」

という超エモいテーマでお話したいと思います。

※この記事は、5755文字/約10分 で読み切れます


自己紹介

まずは、自己紹介を簡単に。

私は、静岡県の三島市というところに住んでいます。現在は国内の通信キャリアに勤務していて、ほぼ毎日新幹線で通勤しています。
もともとはエンジニア界隈でコミュニティ活動に力を入れていたのですが、コロナ禍で東京に出社できなくなったことをきっかけに三島でもコミュニティ活動を行うようになり、それがきっかけで三島市から2022年度の「三島市移住アンバサダー」に任命されました。
以来、三島の魅力を伝えるべく、オンライン/オフラインの両方で活発に情報発信やイベントを行っています。

この略歴からもわかるように、私の40代以降の人生は、「コミュニティ」によってドライブされてきました。

2代目三島市移住アンバサダー授与式。メンバーと市長とで記念撮影

CLSとの出会いと衝撃の1回目

そして、CLSとの出会いもやはり「コミュニティ」がきっかけでした。

CLS高知の発起人である小島英揮さんは、AWSの技術ユーザーコミュニティ「JAWS-UG」の発起人でもあり、当時は私もJAWS-UGに参加者として参加したり、NW-JAWSの運営コアメンバーも担ったりしていました。
コミュニティ活動が、何かを広めること≒マーケティングに有用だと感じ始めていたころ、小島さんがCMC_Meetupというものを始めたということで、そこに参加したことがCLS高知への参加のきっかけだったと思います。

初めてCMC_Meetupに参加した日のスライド

CLS高知の初回は確か招待制だったと記憶しています。過去の経緯や様々な機会に恵まれて小島さんに誘っていただいたことから参加させて頂いたのですが、あのときの衝撃は今でも忘れられません。

私はこのとき初めて高知に足を踏み入れたのですが、初回は66名という今では考えられないほどの少人数で行われ、高知駅のすぐ近くにあるSHIFT PLUSさんの1Fのフロアを貸し切って開催されました。
コミュニティに関しての様々なセッションや議論が行われ、一方的なインプットトークだけじゃなく、自らの知見や視点の交換できるディスカッションもあり、すでに現在と同様のフォーマットが出来上がっていました。

外から丸見え!のSHIFT PLUSさんの1Fイベントスペースを貸し切って開催された
記念すべき小島さんのオープニングトーク

このときは懇親会はCMC Meetupと同様に同じ会場のなかで開催されました。立食形式だったこともあり、実にいろんな人達とお話することができました。

非常にローカルでスモールな雰囲気
当然、鰹のタタキもテーブルに並びました
後に酒蔵見学することにもなる司牡丹も!

このあと、2次会、3次会と流れていくのですが、ひろめ市場にいき、やいろ亭のカツオを食べ、高知餃子に舌鼓を打ち、ホウボウに飲み歩いて、最後はバーコロンボでまったりシメるという当時の超ゴールデンパターンを体験しました。

ひろめ市場に初めて行ったときの衝撃ったらなかったなぁ
まだやいろ亭の中に入れた時代。美味すぎて悲鳴を上げてた記憶がある
写真見てるだけでよだれが止まらなくなる鰹のタタキの舟盛り
安兵衛と双璧をなす松っちゃん。まだ屋台が黙認されてた頃だね。
高知は餃子でシメるを初体験した記念すべき日です
コロンボの2Fには別空間がありました

その後、大人の遠足にも参加し、二日酔いながらも夜の街以外の高知の魅力にも触れ、その共通体験を通して、参加されたみんなとの濃い繋がりを作ることができました。

桂浜で記念撮影。大人の遠足は絶好の交流機会でした
バスを貸し切ってのツアー。まさに大人の遠足。

このあたりがどれだけ魅力的なのか?は、アドベントカレンダーでの皆さんの投稿にもたくさん書かれていますし、もうきっと説明の必要もないくらいでしょう。

 CLS高知(ほぼ)フル参加から自主開催へ

この日をきっかけにがっつりCLS高知の魅力にヤラれてしまった私は、ここからひたすらCLS高知に参加していきます。自分でちゃんと記録したことがなかったので、今回あらためて過去の自分のツイートを全て辿って調べてみたら、なんと、現地参加7回、オンライン参加5回、合計12回!!!
2019年の戻り鰹編以外はすべて参加。自分でも若干引くレベルです。

2018年: 初回/リターンズ(LTで登壇)
2019年:初鰹編
2020年:初鰹編(オンライン参加)/戻り鰹編(オンライン参加)
2021年:初鰹編(オンライン参加)/戻り鰹編(オンライン参加)
2022年:初鰹編(オンライン参加)/戻り鰹編
2023年:初鰹編/戻り鰹編(モデレーターとして登壇)
2024年:初鰹編

現地参加も入れればもっと行かれている人ももちろんいらっしゃるかもしれませんが、参加率だけでいえばかなり上位にいるはずという自負があります。
俺のほうが行ってるぞ!という方がいらっしゃればぜひコメントで教えて下さい。崇め奉りますw

CLS高知が私に与えてくれた「3つのモノ」

さて、いよいよこの投稿の本題に入りたいと思います。

CLS高知との出会いはコミュニティを軸にドライブされてきた私の社会人人生の後半を、さらに激的に変化させてくれました。CLS高知への参加によって得られる体験価値はブログ1本ではとても語り切れることができないほどたくさんあります。
今回は、CLS高知が私の人生に与えてくれたもの という語り口から、3つに絞って語ってみます。

 1 つめ: 「もの」のふ(武士)たちとの出会い

高知駅前にある高知三傑像。空が青い。

1つめは「者(もの)」です。なんですが、ここではあえて「もののふ(武士)」と表現させてもらいます。

コミュニティという言葉を依代にCLS高知を目指して全国から集まった人たちはみな、強い信念やビジョンを持っています。しかもそれが特定の業界に限定されておらず、その視線の先にあるものも異なります。

仕事をうまく回したい者、
地域を活性したい者、
自分の業界を盛り上げたい者、
有用な考えを広めたい者、
ビジネスを成功させたい者etc....

誰もが何かを目指して活動を行いながらも、その活動を拡大していくことに悩み、もがいている。

そんな「悩める武士たち」が集まる場所が、CLS高知だと私は感じています。すべての人がおしゃべり上手というわけではありません。キャラクターも年齢も性別も全く異なりますが、その内に秘めた強い情熱は、あの会場にいるとひしひしと感じられます。

その熱量は、間違いなく私自身の心の炎にも伝播し、さまざまなアクションにつながりました。
そんな武士たちとの出会いが、私に行動変容を起こしたのです。

2つめ:外の「モノ」サシを手に入れる

これは小島さんがよく口にされている言葉で、私もよく引用させていただいています。定義としては「外部視点を手に入れること」なのですが、この「外のモノサシ」を手に入れることは、それほど簡単なことではないと考えています。

たとえば、よく勘違いされがちなのは「外部講師を呼ぶ」とか「コンサルタントに来て指導してもらう」みたいなことです。これは一見、外のモノサシを得るための最も効率的な方法に見えますが、このやりかたでは本当の意味での外のモノサシは手に入れられません

どうすれば手に入るのか?というと、自分自身が自らの意思で「越境」する必要があります。

普段いる場所、会社や地域や所属しているコミュニティから一旦外に出て、自分がふだん触れているものとはまったく違うものに触れてみる。誰かの考えでもいいし、行ったことのない土地に訪れてみたり、これまでやったことない活動を行ってみる。多くの人が気がついていませんが、自分のまわりには無意識のうちに自分の考えに近いものが集まっているし、長いこと一定の輪の中にいると思想が固まってきます。

これを「同質化」と呼ぶのですが、この同質化を避けるために、一度その輪から出てみるのです。

そして、その場所から、元来の自分をあらため見つめなおしてみる。
すると、自分/地域/組織/コミュニティが、これまでとはまったく違ったものに見えてくることに気づきます。

ずっと悪いことだと思っていたものが、実は他から見ると良いものだったと気づく
これが強みだと思っていたことが、実はまったくそうではなかった
自分自身や地域や組織が、関係者以外からはどう見られているのか?を知る

これが、 「外のモノサシを手に入れる」 ということです。

CLS高知は、コミュニティという共通の関心事項はありながらも、場所も、組織も、年齢も性別も、すべてを「越境」した先にあります。外のモノサシを手に入れるのに、これほど適した場所はないといっても過言ではないでしょう。

3つめ:人生に新たな「もの」がたりを


24初鰹編で訪れた北川村「モネの庭」マルモッタン

私は、技術コミュニティ活動がきっかけでコミュニティリーダーズサミットに参加するようになり、コロナ禍がきっかけで三島でもコミュニティ活動を行い、最後はコミュニティリーダーズサミットそのものを地元三島で主催することになりました。

その中心にはいつも「コミュニティ」というワードがありましたが、この共通のキーワードを通じて、たくさんの出会いと、たくさんの機会を得たことで、私の人生に彩りがもたらされました。

人生という物語は、もしかすると何もしなくても勝手に描かれていくものなのかもしれません。ですが、少しの勇気をもって自ら行動を起こしたことで、その対価として、CLSに関わるたくさんの人たちから、私人生に新たな物語を追記してもらえた。そんな印象を持っています。

CLS高知に出会ってから、私の人生に加えられた新たな物語は2つあります。

1) 社内コミュニティ活動に自信が持てた

CLS高知に参加される人の多くが、仕事やボランティア活動、あるいは社外活動としてコミュニティを牽引されている方がほとんどでした。私は、コミュニティマーケティングの考え方が、社内で特定のムーブメントを起こすためにも有効的であるはずだと考え、社内にコミュニティ文化を醸成すること、をひたすら実践して来ました。

CLS高知でも、この活動について話させていただく機会を持たせていただいたり、

そして、CLS高知の現場にも、社内で立てた2つのコミュニティのマネージャを連れて行くこともできました。

自社から2名のコミュマネを小島さんにご紹介

これまで社内で孤軍奮闘してきた活動が表に出ることになり、沢山の人からフィードバックをもらえ、かつコミュニティマーケティング実践者の活動を後継者に繋げられたことで、私が抱いてきた想いに強い自信を持てるようになりました。

2 地域貢献することに関心が持てた

実はCLSに最初に参加した当時はすでに三島市には住んでいたものの、正直いうと地域貢献というものにはまったく興味がありませんでした。しかし、高知出身である小島さんが、CLS高知を通して興されたムーブメントを見て、

「自分の強みや得意なことを使って、何か地域に貢献することができるのではないか?」

ということを考えはじめました。

その時のツイートがこれです。

この後、三島市で「みしま日帰りワーケーション体験ツアー」なるものを4回ほど開催することになるわけですが、ここでのノウハウが、のちの「CLS三島らへん」立ち上げにも活きることになりました。

CLS三島らへんキックオフイベント。コミュマネの川村さんと。

そしてこれだけではなく、ワーケーションを通じて地域に飛ぶ機会が増えたことで、地域貢献するとはどういうことなのかを深く考えるようになりました。
これまで旅行先としてしか見ていなかった日本の遠くは離れた場所が、まったく違った景色で見れるようになったのも、CLS高知が私にもたらしてくれた大きな影響です。

↓CLSに初回から参加しているたいがー氏のインタビューで地方創生について語りました

さいごに

2018年の春、高知が四国のどこにあるのかさえあやふやだった私が、いまやCLS高知を通じて知ることになった高知/土佐の地に、深い愛というか郷愁のようなものすら感じるようになっています。

一時期、出向していたグループ企業でサテライトオフィスの設立計画を任されていたこともあり、高知にもオフィスを建てようと真剣に考え、候補地の選定も進めていたくらいです。
高知はもはや第二の故郷と呼んでもいいほどかもしれません。

では、私がCLS高知に参加しつづけている理由は何なのでしょうか?

それは、大好きになった高知に行くための、単なる理由付け、なのかもしれません。

しかし、高知には人を惹きつける圧倒的で豊富なコンテンツとそのコンテンツを支える魅力的な人たちが居て、CLS高知が持つコンテキストに惹きつけられた参加者たちによって、圧倒的な科学反応を起こせる場がある。

体験してみないと絶対に分からないこの空間に、空気に、時間に。
触れられること自体が「幸せ」だと感じているからこそ、
何度も、何度も足を運んでしまうんだと思います。

今年で7年目、14回目のcls高知が、また10月26日にやってきます。
今回はワーケーションからフル参戦予定でしたが、諸事情あり不参加となります。連続参加記録は9回でついに途絶えてしまいました。。。
が、高知は逃げないですよね?また向かいますよ!

今回も、たくさんの出会いと、たくさんの体験を通じて、
みなさんの人生に新たな1ページが刻まれますように。

「はい!かYES!か喜んで!」


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