一粒のいちご

こんにちは!はらぺこゆきです🌷

先日、早起きについての記事を更新し、めでたく初投稿記事になりました!
(読んでいただいたみなさん、ありがとうございました!)

今回は、私の大好きな「食」について、お話したいと思います!

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突然ですが、私の名前「はらぺこゆき」の由来をお話しします!
とはいうものの、説明するまでもなく、文字通りいつもはらぺこで食いしん坊だからです。(笑)
口癖は「お腹空いた」。好きな食べ物はポテト、チョコレート。
まさに食いしん坊のイメージぴったりだな、と我ながら思います。

極め付けに、目の前に食べ物があると早食いしてしまい、満腹中枢が刺激されるのは満腹をかなり通り越してから。
仕事上、運動するようなこともなく、社会人になってからどんどん太りました。

しかし私のポジティブな性格上、「好きなものを食べて幸せ=太っても幸せ!」と謎の方程式を作り上げて自分の食生活を肯定していました。(幸せ者です)


その思考に歯止めがかかったのが昨年夏。
社会人2年目の時に発症した大腸の病の調子が急に悪化し、入院しました。
今まで何一つ病気をせず、学生の頃は皆勤賞で健康優良児として表彰されていた私が、入院。衝撃的でした。

主治医によると、この病の原因は医学的に明らかにされていないが、今回入院になってしまった原因は食生活かもしれない、とのこと。まあ、お酒も好き勝手飲んでいたし、ファストフードも結構食べていたもんなあ〜と軽く考えていたのも束の間。次に主治医から出た一言に言葉を失います。

「まあ最初は絶食だね。」

え??????
絶食っていつまで?と聞く間もなく、「じゃあ入院の説明受けてきてね」と退出を促され、トントン拍子で病室に入りました。

そして入院後即始まった絶食。
恐る恐る看護師さんに「私、いつまで絶食ですか?」と聞くと、「調子次第だね、いつまでとは言えないなあ」との回答。絶望。まさにこの一言でした。

お隣の患者さんはご飯もあるので、朝、昼、晩とご飯が運ばれてきます。
そのご飯の香りがとにかく辛かった…

絶食している間、ご飯という楽しみもなく、考える時間だけがたっぷりとありました。なんでこんなことになったのだろう、と初めて真剣にこの病について考えました。

結論:食生活を改めよう。
…まさにはらぺこの中、真剣に考えた結果、主治医のアドバイスそのままです。(笑)

結局、絶食は4日間に渡りました。
絶食解除後、初めて食べた食事は水かお米かわからないほどサラサラしたおかゆでした。もちろん塩気などのない、言ったら無味のおかゆです。
でも、この味がいまだに忘れられない。本当に!美味しかった!!!!

入院食

(※左手前、水のように見えるのが10部粥です。)

そこで思ったことがあります。
こんなに食べ物を美味しい!!って思ったことって、あったかな?と。
もちろん美味しいものはたくさん食べてきていますが、早食いしてバーーっと食べて、はあお腹いっぱい。食事が作業になってしまっていないか?と。

食べ物ってたくさん食べなくたって美味しいんだ。
どうせ時間もあるし、ゆっくり食べて美味しい〜という感情を大切にしてみよう。
そう意識して2週間の入院期間を過ごしました。


晴れて退院してからは、初心に戻り「健康」を目標に生活しました。
食について考える習慣にプラスして、せっかく身体がある程度回復したのなら、運動もしてみるか、と思い立ち、帰宅時に1駅分歩いてみるといった過激すぎない運動を。

勢いづいて急に筋トレを始めて苦しすぎて挫折、などの失敗もありながら、自分に合うスタイルに出会うまでいろいろなものを試しました。
結果、病状も緩和され、入院前から約7キロの減量というおまけもついてきました。

早食いをやめ、ゆっくり、「美味しい〜」が適度に続く程度噛む。
お菓子も1日1つ、選んで食べる。
ラジオ体操だったり、少しお散歩するなど、継続可能そうな運動を選んで生活に取り入れる。
キーワードは頑張りすぎない。これが今の自分に合うスタイルです。

今まで何度かダイエットに挑戦してきましたが、減量に成功したのは初めてでした。
減量したことで、足取りが軽くなって疲れにくくなりました。
食生活への意識が改善されたことによって、たまにくる食欲の爆発(ポテチ1袋、アイス、クッキーなどを狂ったように食べ、5分もしないうちに完食していました…)をコントロールできるようになり、精神的にも安定しました。

しかし根っからの食いしん坊なので、今でもたまに早食いしたり、爆食いしてしまう時もあります。
そういう時もあまり気にしすぎず、「まあ明日から気をつけるか〜」くらいに思うことも継続のコツなのかもしれません。
早食いも爆食いも、食べ物が美味しすぎるせいだ、と思っています。(笑)


…そんな、1年前からの健康意識の変化を、今日、美味しい〜〜〜と思いながら食べた1粒のとちおとめを見ながら、思い返していました。

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恐らく1年前なら、いちご1粒だけで満足なんてできなかったと思います。
今は、1粒を「あー甘い!このとちおとめの大きさと食感、好みだわあ。形も可愛い」と味覚と視覚、触覚を使って満喫しながら食べ、適度な満足感を味わえます。
(もちろん、もっとばくばくと食べたい気持ちもあります笑)

食事だけでなく、モノや情報も過剰に溜め込みすぎてしまう現代。
私も「収集心」があり、コレクター気質なので、あれもこれもと集めてしまいがちですが、思考が凝り固まったり、行き詰まった時こそ、足し算ではなく引き算の思考でシンプルにしていくことが現状打破してくれるんだなあ、と実感したのでした。



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