通勤バッグが壊れた
そりゃ～～～もう見事にはちきれた。
何年使ったかな。たぶん３年…４年くらいは使った。いい相棒だった。
どこの何が壊れたかって、もうありとあらゆるところが限界を訴えてた。
ボックス型の愛らしいフォルムの合成皮革はのびにのびてでろんでろん。
サイドにある二つのポケットの縫い合わせは片方だけ半分取れてこの上ないこと出し入れがしやすくなっていて、
あと、鞄の本体の横側が裂けてた。
オウマイゴット。
いくら物を大切にするとはいえ裂けたバッグを持ち歩く勇気はない。
ずっと検討していて出会えていなかった運命のバッグをひたすらに探し続け（その間もバッグは裂けている）ようやく「これ…は…！！」の鞄を見つけた。
ところで。
洋服でもなんでもいいんですが「これは…！！！！」って見つけたものって大体思ってる２倍～３倍の値段しません？
するよね。
わかるわかる。
私の次の鞄の戦闘力（金額）は３万５千円です。
さんまん……ごせんえん……。
私の使ってる椅子や机より高い。
でもリュックで、肩ベルトも細すぎず太すぎずで、何なら上位互換モデルは脅威の５万円超えだからそれにくらべたらお安くて、
だから、その、
……いい、よね。
誰に許しを請うわけでもなく、なぜだか言い訳をしながら購入ボタンを押した。