見出し画像

「本を語る」2024/6/14「読書脳」



❶[1BOOK]
「読書脳」新版・読んだら忘れない読書術
樺沢紫苑著 (株)サンマーク出版
2023年9月10日 初版発行

❷[3POINT +1]
☆自分にとって必要な本を分類して、整理する
本は3種類に分類される
1)仕事に関する本(今後、出版・執筆の資料となりそうな本)
一度読んでも、後からまた本や原稿を書くために見返したり、引用したりする必要も出てくるため、保管しておく必要があります。
2)二度以上読むべき本
「深読」で読む本。何度も読み返さないと深い部分まで理解できない本。あるいは、時間をおいて読み返すことで新しい発見が得られる本です。
3)一度読めば十分な本
「速読」で30〜60分で、サーッと読める本。その本のエッセンスを知るのに一度読めば十分な本、と言い換えてもいいでしょう。
☆本を人にプレゼントすると喜ばれる
その本を最も活かしてくれそうな人にプレゼントすると、想像を上回るほど感謝されて、逆に恐縮してしまいます。
☆精神科医の私が読書術について書いた本当の理由
病気になった患者さんに病気についてわかりやすく書かれた小冊子を渡しても、患者さんは読みません。そこには病気を治すために患者さんがすべきこと、できることが全て書かれていますから、それを読んで実行していただければ、病気を治すのに大いに役立つはずなのですが、そうした本を読まないのも、普段から本を読む習慣がないからです。
したがって、病気にならない知識、病気の予防につながる知識、病気を治す方法を1人でも多くの人に知っていただくためには、読書を習慣にする人を増やし、日本人の読書量を増やすしかないのです。

❸「本を語る」
私は今、意図的に「読書術」「読書法」「勉強法」などの本を読んでいます。
[思いついたこと]
本を読まない人が多いのに、出版したい人は増えている。あるいは、本を買う人はいるのに、書店が潰れていく。また、本は売れているのに、読んでいる人は少ない。これらの事実が物語っているのは、「日本人の教養が危ない」ということではないでしょうか。
[そして]
発信メディアとしては、YouTubeやTikTokなどの動画が主流となった現在ですが、それはあくまでも「入口」に過ぎません。どんな形であれ、知識や情報を得て、それを活かすことは重要です。興味を持ったテーマについて、深掘りしようとすると、当然「読書」に行き着きます。
[しかし]
この本でも言われている通り、「読書習慣」がついていないため、途中で挫折し、結局、そのテーマに対する興味も薄れてしまい、何も残らないまま忘れられてしまうのです。もったいない話ですね。また、自分で発信しなければならなくなった時、AIに書かせればいいじゃないか、という意見もあるかもしれません。でも、自分の言葉で書かれていないことは、すぐにバレてしまいます。
[だからこそ]
出版したいのなら、自分の本を売りたいのなら、自分の文章を読んでもらいたいと思うなら、まずは「本の読み方」を教えてあげることから始めましょう。著者も言っている通り、本には3種類あります。自分の本が、誰かの役に立ち、ずっと本棚に保管され、何度も読み返される本になることが、私の次の目標であり、夢なのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?