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「本を語る」2024/7/9「THE VISION」2日目


❶[1BOOK]
「THE VISION あの企業が世界で急成長を遂げる理由」 
江上隆夫著 朝日新聞出版
2019年1月30日 第1刷発行

❷[3POINT]
①「最高のビジョン」のつくり方1
☆ビジョンを定義する
乱暴に規定すれば、ビジョンとは、一枚の「絵」でなくてはならないと言えるでしょう。それは、あなたや、あなたが経営するあるいは属する会社や組織が共有している「視覚的なイメージ」なのです。私には、たくさんの人を巻き込む力を持ったビジョンは、何よりも、「映画のワンシーン」のように、ありありとしたイメージを喚起するものだという確信があります。

② 「最高のビジョン」のつくり方2
☆ ビジョンつくりのステップ
1)探索ステップ
2)創出ステップ
最初の問い→マッピング→バリューグラフ→言語化

③ リーダーシップがビジョンを定着させる
☆リーダーは奉仕者でもある
巨大な石の玉を動かすには、最初は限界に近い力が必要です。しかし、一度ぐらりと動き出し、転がり始めたら加える力は少なくなっていっても、石は転がり続けます。ただ、力の入れ加減、入れる方向を間違うと石はあらぬところへと転がっていきます。ビジョンという巨石を動かすには強いリーダーも、サーバント・リーダーも、どちらも必要なのです。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
どちらかというと、強いリーダーよりも「サーバント・リーダー」でありたいと思います。

❹[1episode]
☆あとがき
私たちが真っ先に行わなければならないのは、私たち個々と公共の架け橋となるような「ビジョン」を見出すことです。現実を見据えたうえで、それでも未来に跳躍する勇気が湧いてくるような「ビジョン」を創るべきなのです。
どうか、あなたが居る場所で、あなたがやれる範囲で「ビジョン」を創り、その「ビジョン」とともに進むということを行なってみてください。こうした同時多発的に発生する小さな試みが、気づかぬうちに大きな流れを引き起こすのです。

❺「本を語る」
今回は、先日の続きです。
[思いついたこと]
この本は、企業の「ビジョン」が対象ですが、これからの時代は、個人もまた、明確なビジョンが必要になります。それは、企業の一員として働ける時間に限りがあり、「その後の人生をどう生きるか」が問われるようになってきたからです。
[そして]
明確なビジョンもないまま、ただ「余生」を過ごすには、あまりに時間がありすぎるのです。定年の後倒しが行われてはいるものの、現在では70歳が限界でしょう。では、そのあとは・・・「もう遅すぎる」と思っていませんか。
[しかし]
人生100年時代、とすれば、70歳からでも30年もあるのです。健康年齢を考えると、もう少し短くはなるかもしれませんが、それでも10年あれば、十分に「一花咲かせる」ことはできますよ。
[だからこそ]
定年前からの準備が大切なのです。50代にスタートできれば上々で、60代からでも十分間に合います。何より、「自分は何をやりたいのか」を明確にするだけでも、意義はあります。それが人の役にたつことなら、大きな意義があるのではないでしょうか。「もう歳だから」という言い訳はやめましょう。まずは自分の「ビジョン」を描いてみましょう。それを言語化できれば、しめたもの、あなたの老後は「輝かしい未来」へと変化するのです。それを人は「奇跡」と呼ぶのです。

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