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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第57日「東大読書」

読書ノート 2024/4/29

❶[1BOOK]
「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」
西岡壱誠著 東洋経済新報社
2018年6月14日 第1刷発行 2018年8月2日 第6刷発行

❷[3POINT +1]
◎はじめに〜偏差値35だった僕を変えてくれた「東大読書」
☆「地頭力」は「本の読み方」を変えるだけで鍛えられる
東大は、知識の量ではなく、「知識の運用能力」、つまりは「自分で考える力」ととても重視する大学です。ただ教科書を読んで知識を自分のものにするだけでは合格できないようになっているのです。そうして僕は気づきました。
「そうか。『知識を増やす』勉強ではなく、『考える力』を身につける必要があるんだ!」

① 仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる
☆本を読む前に、やることがある
「本や文章が読めない問題」の原因の9割は、「準備不足」なんです!
ただ、「タイトルを読んでいるかどうか」
ただ、「本のカバーや帯の言葉をきちんと読んでいたかどうか」

② 取材読みで「論理の流れ」がクリアに見える
☆「記者」になったつもりで読むと「記憶」も「理解」も深まる
「読者」はただ文字を見るだけですが、「記者」は相槌を打ちながら、質問を考えながら、時にはメモをとりながら、著者の話に耳を傾けます。
きちんと、本を「理解しよう」と思いながら、行動しながら読まなければならないのです。

③ 東大流「読むべき本」の探し方
☆「得るものが多い本」をどう探すのか
本当に得るものが多い本というは、人によって、その時代・状況によって変わってしまうものなのです。
つまり、「自分が得るものが多い本を選ぶ」ためには、「そのときの自分に合った本」を選ばなければならないのです。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
「その人に合った本、その人に合った読み方」を研究し、助言できるようになる。

❹[1episode]
☆おわりに
何気ない本の1節が誰かに刺さることがある。なんでもない本の1ページによって、人生が変わるという人もいる。
だから僕は、こう思うんです。「本の良し悪しって、読み手によって変わるんだ」と。
1冊の本を読んで10を知り、自分の地頭力を鍛えられる人もいる。逆に、1冊の本からなんにも得ることができない人もいる。そして、なんでもない本の1節で人生が変わる人もいる。これって、すごいことですよね。同じ本なのに、こんなに違いが出るなんて。
本は変わりません。時代を超えて名著は読み継がれていますし、電子書籍になろうとも「本」それ自体がなくなることはないでしょう。
変わらなければならないのは、「読み手」のほう。本を読む側の人間が変われば、本を読む姿勢が変われば、「読書術」が変われば、あなたが読む本はきっと「いい本」になるはずです。
『東大読書』、いかがだったでしょうか。
この本を読むみなさまにとって、この本が「いい本」であったらいいなと願いながら、筆をおかせていただこうと思います。

❺「本を語る」
当然と言えば、そうなんですが、この本は、何度も読み返し、徹底的に活用しています。今回は、「読み方」「書き方」を変えたので、改めて読み直してみました。
[思いついたこと]
私自身は、4年前に出会った「4C読書法」が、自分にぴったりだ!という判断の元に、徹底的に活用して、読書を重ねてきました。すべては「自分のため」でした。最近になって、ようやく「自分のため」の段階を超えて、「人のため」を考えられるようになりました。たくさんの本を読んで、日々、格闘を重ねてきた結果、多様な読み方、考え方が見えるようになりました。
[そして]
「読書会」に参加される方々、あるいは持ち寄られる多種多様な本に対して、適切な助言ができるようになってきました。私の主催する読書会では、「本が読めない」方に向けた「積ん読解消!読書会」と、真剣に読書に向き合いたいという方の「人生を変える読書会」の二種類に分けています。それぞれ隔週の日曜の夜に開催します。つまり、毎週「読書会」をやっているわけです。もちろん、両方に参加は可能ですが、後者は有料です。「お金を払う」という行為は、「覚悟」の表れであり、それだけ真剣な取り組みになります。
[しかし]
「積ん読解消!読書会」であっても、本を読む時間や機会がないだけで、読書に対する気持ちは真剣です。できるだけ、リラックスして、楽しい雰囲気の中で、「読書の楽しさ」を感じてもらいたいと思っています。積ん読が増えるのは、読みたい気持ちに、読むスピードが追いつかないことですが、一番の原因は、「読書に関する思い込み」です。例えば、私たちは長らく「本は、一言一句、丁寧に読まなければならない」と教えられてきました。
[だからこそ]
あえて私はお伝えするのです。「本は全部読まなくてもいいんです!」この一言で、私自身も考え方が変わり、読み方を変え、発信の仕方を変えたのです。さらに、それを継続することで、本当に「人生を変えました」。「誰でもできることを、誰もできないくらい徹底的にやる」ことで、人生のラットレースから抜け出すことができたのです。読書には、それほど大きな力があるのです。私はいつも、最後にこう言います。「私のマネをする必要はありません。でも、1000日続けたら、絶対に人生は変わります」

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