父と娘の推し活の日々。
XGという、世界で活躍する日本人ガールズグループがいる。ぼくと娘が一緒に彼女たちのファンになったのはちょうど1年ほど前のことだ。
今日、娘とそんな話になり、最初に好きになったのは何の曲だったか尋ねると「たしか『NEW DANCE』だったと思う」と教えてくれた。
娘との推し活の日々はなかなかおもしろい。
YouTubeに投稿される動画は即日チェックし公式のファンクラブ「ALPHAZ」のブログを一緒に読む。
髪型やメイクやファッション、英語ラップやダンスについて「すごい」「やばい」と語彙力を競い合う。
娘が「今日は〇〇(メンバー)の誕生日」と教えてくれ、ぼくは「新しいアルバムが出るまであと〇日」とリマインドする。
なんとも愉快な毎日だ。XGさまさまである。
そんなXGは現在、ワールドツアーの真っただ中。今年の3月にぼくと娘はツアー2日目の大阪公演を観に行った。アリーナ10列目という神席だったこともあり、2人で思い切りメンバーの名前を叫ぶ思い出のライブ参戦となった。
ぼくがライター仲間の皆さんに娘とのXG推し活の話をすると、よく「娘さんと一緒に推し活ってめっちゃいいですよね~」とありがたい言葉をいただく。たしかに、そうかもしれない。
ぼく自身、親と何か共通の対象にハマった記憶はあまりない。野球好きの両親は、昔も今もカープの応援に熱心だがぼくはどっぷりハマったことはなく、選手の名前もうろ覚えだ。
一方ぼくが大好きだったアニメもテレビゲームも音楽も、親は関心を示したり、一緒に楽しんだりする気配すらなかったように思う。むしろ、見すぎ・やりすぎ、と止められていたんじゃないかなぁ。
やりたいこと、思いきりやれ~!と子どもたちに強く勧めてしまうのも子ども時代の反動のような気さえしてくる。親の影響力からはなかなか逃れられないものである。
そう考えると、親子で共通の何かにハマれるというのはある意味、幸運なことなのかもしれない。
もちろんすべての趣味が合致するわけではないけれど、自分が趣味を通じて得た感動を子どもたちに共有したときに一緒に面白がって熱中してくれる打率は、けっこう高いような気がする。似た感性に育ってくれるというのは、今後も楽しみが増えそうで、とてもありがたいことだなぁと思う。
そんなこんなで、XGのワールドツアーは現在、日本、アジアを周遊し終え、このあとアメリカ大陸、ヨーロッパ、オセアニアへと続いていく。そして来年、2025年の3月には再び日本でフィナーレを迎える予定だ。
来年の日本公演チケットの抽選は、すでに申し込んである。たとえ東京でも大阪でも愛知でも福岡でもチケットが当たったとの知らせがあれば万難を排して馳せ参じ奉る所存。もちろん、娘と一緒にだ。
今からとても楽しみである。
(告知すみません!)
しあわせな家族時間のための「親子の書く習慣」という本を出版した間宮まさかずと申します。
家事や仕事で忙しくて、子どもとゆっくりコミュニケーションを取れない。
子どもたちの『好き』や『やりたい』を伸ばすコミュニケーション方法を探している。
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