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なくなる小包

題名の通りだ。小包が届かない。ドイツあるあるだ。
しかも今はクリスマス前で、配達状況は最高に忙しく、めんどくさくなって届けなかったんだろうことは想像つく。
今回は、一日中家に居たにもかかわらず、「不在でしたので、近くの受け取りショップに配達しました」とのメールが届く。ここですでに、頭がプチっとなるのだが、さらに今日取りに行ったら、そこに私の荷物は届いていないわけである。今度はプチっどころか、鼻息が荒くなる。
「ここにあるはずなんですけど。」
と言っても、店員も
「そう言われても…ないんだもん…月曜かもね。じゃあ。」
みたいな。全くの他人事だ。当然だけど、なんかもっとないの?と思ってしまう。そして「日本なら絶対に有り得ない!もう帰りたい!!」と頭で茶が沸くんじゃないかと思うくらいムカムカしてくる。
荷物追跡をしたところで意味がない。私の小包は、そのショップに配達済みなのだ。せいぜいその配達業者と、注文先のサービスセンターにメールし、月曜にもう一度ショップに出向く、くらいしかできることはない。しかもそれでなければ諦めるしかない。アホみたいだけど本当にそうだ。
しかも今日は土曜日、どちらにしろ月曜になるまで、なんの期待もできない。

こういうことはよくあるのだ。
前も郵便局に小包を取りに行って、ないと言われ、結局その時は棚の隙間に落ち込んでいた。ただそこの店員はまだ良心的で、私の電話番号をメモって、見つかった時に連絡をくれた。そんな神対応はまれだ。

とにかく、こういう感じの、行き場のない怒り、理不尽な状況に陥った時、この怒りを収めるのにどうしていいのか、ヨガをしているにもかかわらず、この心の荒波を抑える術を知らない。目を瞑って、大きく息を吸って吐いてしたところで、奥底にあるメラメラ感はなかなか消えてくれない。
心の平穏を保てるようになるにはまだまだ道のりは長い。

せめて、ショップに行く道中、近所の池が見事に凍って雪をうっすら被り、柔らかい太陽の光が降り注ぐ、爽やかな景色を目にできたのはよかった、ということで慰めることにする。

日本に帰りたいーーーー!!!




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