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激動の2024年を振り返るー全ては〇〇〇〇当選から始まったー
この記事は「ライターゼミ Advent Calendar 2024 」に参加しています。
自己最高に波乱万丈だった2024年、起こったことを忘れないうちに余さず書き残したい。できれば、今年ご縁があってつながれている方々、大好きな仲間たちにも知ってほしい。でも、どう受け取られるかわからない、怖い。
考えあぐねていた折、最近入会したコミュニティ「ライターゼミ」で年末アドベントカレンダー企画が動き出す。
「ひとりではできないチャレンジを、仲間がいるからできる。」というコンセプトに惹かれて入った、ライターゼミ。導かれるようなタイミング。企画の力と枠をお借りして、書く腹を決めた。
自分がライターと名乗り「ライター」と名のつくコミュニティにいるなんて、1年前には、いや半年前ですら想像していなかった。
想定外だらけ、激動の1年間を振り返る。
きっとこの先、わたしは何度も「2024年があったから今がある」と、在りし日に励まされ感謝していると思う。
1月
1日
高熱でうなされながら新年スタート。
フラフラでキッチンに水を飲みに行った際、地震発生。地震で揺れたのか熱で自分が立ってられないのか判別つかないくらい朦朧としてた。
21日
大阪の商業施設「ルクア」のキャンペーンに応募。
「あなたの夢を叶えます 100万円分のポイントあげちゃうキャンペーン」
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WESTERポイントとは、JR西日本が発行する、JR沿線商業施設や旅行などに使えるポイント。
応募要項の記入欄「当たったら叶えたい夢」にはこう書いた。
・3月に岡山であるライブの遠征の足しにしたい
・アットコスメストアで爆買いしたい、2023年のベストコスメを全部買いたい
・お世話になった人たちとごはん
まるですでに当たったみたいに、具体的に使い道が思い浮かんだ。
2月
1日
100万ポイント当選連絡。
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当たるとは思ってたけど!本当に当たるなんて!!
ポイント、どこで使える?何が買える?怒涛のリサーチ開始。
15日
100万ポイント付与。有効期限、2024年3月31日。
額面もすごいけど、有効期限がエグい。鬼の所業。使うけど!
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17日
爆買い開始。リサーチもリストアップも予算配分もしたけどなかなか最初の一歩が踏み出せない。結局初めてのポイント消費は、高級スーパーでお惣菜とお菓子www 小市民…
一回使っちゃえば勢いづく。その後、2月中に38万ポイント消費。
3月
爆買い、爆買い、爆買いの日々。
宣言通り、コスメを30万円分購入。岡山遠征はグリーン車+駅前ホテルの最上階スイートプランをゲット!お友達や家族と外食、遠方で会えない人へのプレゼント。着々とポイントを消費。
宣言の使い道以外にも、不思議なことに、欲しかったものがどんどん目の前に現れる。オーダーメイドマットレス+枕、在宅勤務用ワークチェア、おしゃれ遠近両用メガネ、ヴィヴィアンのオーブのピアス、マルジェラのバッグ。
ジッタリンジンか。
8日
「100万ポイントを使い切ったら何もないただの人に戻ってしまう!」と焦り怯えていたところに、あるメルマガが届く。
副業を目論んで登録したもののずっと放置していた、クラウドワークスからの「ライターが副業で月5万円稼ぐ方法」無料セミナー案内。
ライター!やってみたかったやつコレ!と申し込み。渡りに船。
よかった、4月から何もない自分に戻らずに済む、と、根拠もなく安心した。
19日
「ライターが副業で月5万円稼ぐ方法」セミナー参加。
終了後、ほぼ脊髄反射で3ヶ月連続パックを申込み。
急いでノートPC購入。残念ながらポイント使用可能店舗にPC取扱店がなく、自腹。
今思えばポイントの影響で金銭感覚が完全にバグっているが、それがよかった。バグっていたから手を出せた。
27日
100万ポイント、無事期限内に使い切る。
ヘッダーの香水とネックレスは、ポイントを使って願掛け、お守りにと買ったもの。
「このチャンスをこれっきりにせず、今後もつかめますように」
「上向きの馬蹄モチーフで、これからも幸運を受け止められますように」
ポイント消費で忙しい一方で環境の変化も。ホットヨガスクールのインストラクターさんが時節柄の大異動、好きな先生方がごっそり他店に移ることに。会えるうちにとヨガレッスンを詰め込みすぎ、膝を壊す。
後先考えず行動し、限界を知る、その1。週6ヨガは無謀であった。
4月
みんなのカレッジ「WEBライターコース初級」を受講。
ずっと手に入れたかった「伝わる書き方」を毎日学べる幸せ。思いの丈を好きなように書かせてもらえるSlack日報のありがたみ。寝食を忘れてどんどんのめり込む。
と同時にここから、人に自分の文章を見せる怖さとの戦いが始まる。文章を書くのが好きでそこそこ得意だと思っていたからこそ、誰にも触れられたくない「聖域」と化していた。聖域から出なければ憧れが憧れのまま終わると無意識で気づいていたから、学ぶと決めたのかと、始まってから意識が追い付いた。飛び込んだら、怖いけどそれ以上に学びが楽しい、書いて伝わることが楽しいとわかって、嬉しかった。
27日
100万ポイント当ててくれた商業施設で似顔絵アイコンショップイベント。実績も未来予想図もない中、ライター活動用のアイコンを入手。漫画チックでかわいいけど、ジャケット着用でギリビジネス使用も可能そうなラインを狙った。ビジネス通用可否はいまだ不明だが、覚えてはもらいやすい。
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28日
幼稚園時代の恩師と37年ぶりの再会。
長年の年賀状のやりとりが今年は急展開し、先生が所属する合唱団のコンサートにお誘いいただいた。
ステージに上がる20数名の中から、一目で先生が分かった。
当時の写真は手元になく、おぼろげな記憶だけを頼りに出向いたけど、絶対そうだと思った。
終演後のホールのロビー、人だかりの中で「まみちゃん!」とわたしを見つけてくれたのは、やっぱりわたしが先生だと確信した人だった。泣いて抱き着いた。
5月
みんなのカレッジ「WEBライターコース中級」を受講。
キャッチコピーってセンスじゃなくてロジカルに作れるんだ!と感動する。
心に残るキャッチコピーをいろいろ思い出し、その言葉たちがいつしか人生の道しるべのようになっていたことに気付く。
課題は順調。ただ、お勉強が得意なだけでは?文章がうまくなった訳ではないのでは?という不安もあった。
6月
みんなのカレッジ「WEBライターコース上級」を受講。
中級までとは段違いの難易度と課題のボリュームに焦るも、気合いは十分。
本業して、最低限の家事だけどうにかこなして、動画見て課題して、の日々。
夜中3時に寝て、朝6時に起きてちょっと課題してから仕事に行ったりも何度か。
疲れているはずなのに、アドレナリン大放出で、ずっとハイな状態。
2週目、自信が持てずにうじうじ自虐だらけの言葉で課題シートを埋めていたら、「毎週ちゃんと課題出して、日報も上げて、ノートもしっかり取り、相互FBまでできているんだから、もっと自分を褒めてあげて」と愛のある添削が返ってくる。過度な謙遜は却って相手に要らぬ気を遣わせてしまうと気づいた。結果が出ずとも、やってきたことは認めてあげてもいいんだと、自分に優しくする視点が生まれた。
最終課題のブログ記事は泣きながら執筆、提出。難易度と、時間のなさと、3カ月の集大成に感極まった。
7月
みんなのカレッジ「案件獲得【実践】コース」を受講。
4ヶ月連続受講の疲れと前月の無自覚な無茶に、身体が悲鳴を上げる。
体調がみるみる悪くなる。疲れが取れない。眠れない。風邪が治らない。
集中力が続かず、案件応募文が書けない。絞り出して書く、でもライターコース受講時のような出来にはならない。せっかくの講義動画も添削も、プレッシャーになるばかりで全然ポジティブに受け取れない。
当然、案件も取れない。何をやってもうまくいかない。
体調が戻らず、ストレス解消も追い付かず、右耳に突発性難聴発症。耳鼻科通い開始。
ライターコースを共にした方がおふたり実践コースにいなかったら、ちょっと冗談でなく精神やられてた。すんでのところだった。Slackでめちゃくちゃ励まされたおかげで、どうにか脱落せずコース修了まで食らいつけた。結局案件は最後まで取れなかった。
23日
コース修了翌日に健康診断。健診受けた次の日に受診施設から電話。肺に影があるから、早めに呼吸器内科にかかってね、と、診断結果の郵送より先にと親切に知らせてくれた。
後先考えず行動し、限界を知る、その2。もう徹夜で乗り切れる歳ではない。
難聴の治療中で精神的にもスケジュール的にも金銭面でも病院はしごする余裕はなく、気がかりながら耳鼻科通いを優先。
8月
8日
突発性難聴が落ち着いてきて、ようやく呼吸器内科へ。
お盆前の駆け込み検査で、肺気胸と診断される。
安静にしていれば自然治癒するものが、健康診断から日が経っても穴がふさがっていない。お盆明けに大きい病院の呼吸器外科を紹介する、そこで経過が芳しくなければ手術も視野に、とのこと。再発しやすいとも言われた。
もうすぐカラオケの約束があるのに?
8月末に2週連続で、音楽フェスのチケットを取ってあるのに?人生で一度は行きたいと願ったフェスが、今年ようやく最高の巡りあわせで開催されるのに?
「先生、カラオケは行ける?」「うーん、ちょっと、しんどいね」
フェスに行ける?とは、訊けなかった。
大病せず生きてきたので、初めての手術や後遺症?の可能性に、生きる意味を見失いかける。
ライブで歓声を上げることも、大好きな歌を歌うことも、できなくなる?
生きがいともいえる楽しみが得られない人生に、何の意味があるのか。
腐りかけたが、職場に頼んで自宅テレワークに切り替え、できるだけ安静にと努めた。
執念だった。諦めきれなかった。医療機関が開いていないお盆を挟むのが怖かったが、まだフェスまで、時間はある。やるだけやるしかない。カラオケはリスケして、フェスに照準を合わせた。
生きた心地がしないけど、これから生きるための正念場と踏ん張った。
22日
紹介先の呼吸器外科で検査。MRIとレントゲン。待たされるし、行ったことない大きい病院だし、不安だし、全然時間が進まない。
ようやく検査を終えて、その日のうちに結果と方針を聞く。
「治ってるみたいだからもう来なくていいよ」と目も合わされずに一言。
執念が実る。手術を免れた!先生のお力を借りずに治してしまったからか若干先生の声のトーンが落ちてるような気がした。大病院の先生の時間を無駄にしてしまってなんだか申し訳ないような、でもごめんなさい嬉しい!
24日、30日
検査から2日後、とその翌週、フェス断行。
完治と診断出たとはいえ安静続きで体力は落ちるし、再発が怖いので、一応薬局で酸素ボンベを買って持参。
行けた!香川と山梨。走るのと叫ぶのは自重した。それでも、最高に楽しかった。ボンベは使わずに済んだ。
生きててよかったと心から思えた。諦めかけた人生を取り戻す。健康のありがたみを嚙みしめる。
9月
2日
8月に本業で受けたストレスチェック結果が出る。案の定「ストレスの高い状態」判定。要カウンセリングの案内が届く。ストレスチェック結果ってこう活かされるんだと初めて知る。
心身ともにどん底だった現実を突きつけられ、不思議と安堵する。やっぱり普通の状態ではないのだ、これは客観的に見てもしんどい状態なんだと、烙印を押されてようやく自覚する。しんどさを吐き出してよいと許可をもらったような気分だった。救われた気がした。カウンセリングを予約する。
自分をいたわることに全力を傾ける。
通っているヨガスクール系列の「セルフコンパッション講座」に飛びつく。自分を思いやる、ありのままの自分を認めるとは、を学ぶ。
節約のために我慢していた外食解禁。人と会うためでなく、自分が食べたいものを食べるためにおひとりさまディナーを予約。自分で選んだお店で自分で取った予約なのに、当日が待ち遠しくてずっとワクワク、楽しい。
少しずつ、「ご自愛」の感覚がわかってくる。
10月
みんなのカレッジ「取材ライティングコース」を受講。
実は学ぶことに恐怖症みたいになっていて、学習ペースについていけるのか、またブレーキ効かなくなったら…と、不安しかなかった。
始まれば、不安はすぐに解消された。
絶妙に面白い講義動画、ハード過ぎない課題の密度、そして、少人数ながら和やかで、やる気溢れるコース受講者。
日に日に気力が戻ってくる。勉強が、書くことが、心から楽しい。
18日
運命の相互取材。
たった1時間で、心が通う会話ができるなんて。未だに信じられない、記憶に現実味がない。
これまで誰にも見つからず密かに磨いていた積み重ねを、全肯定される。
「その優しい文章のまま、書き続けていてほしい」
25日、30日
取材ライティングコース、オンラインオフ会。
何を言っても受け止められる安心感、信頼感の手応えがすごい。
目の前が明るい。腹の底から力が湧く。
11月
やりたいこと全て「やってみたい」と声に出せた1ヶ月。
まいた種が一気に芽吹いたような、生まれ変わったような、自分が自分じゃないような日々。
声に出したものが次々叶う現実が、信じられなかった。東京でオフ会、みんカレ交流会のおかわりオンライントーク。また会いたいと願った人たちが呼応してくれた。幸せだった。
今までだったら隠し通した本音もたくさんさらけ出した。カウンセラー、コミュニティの先輩方、ライター仲間。勇気を出したら、さらけ出したことを喜んでくれる人しか目の前にいなかった。報われる勇気があることを知った。
1日
ライターゼミ説明会参加、申し込み。
15日
ライゼミオンライン居酒屋のママに立候補。右も左もわからない加入したてのコミュニティでこんな目立つことするなんて、個人的前代未聞。
17日
相互取材記事を投稿。名前につけてた「修行中」の冠を取る。
28日
メンタルヘルスカウンセリングで胸の内を話す。誰にも遠慮せず、言葉を選ばず、むき出しの本音を初めて言葉に出す。
善悪なしに、ただの言葉として受け止められる。理解を示される。
「あなたがこれまで取ってきた行動は、生き物として、自分を守るための当然の判断だ」とカウンセラー先生に力強く声を掛けられる。
環境を、自分を、これまでの選択を、初めて許せた。
29日
ライゼミ居酒屋にママとして参加。
多くの方にお越しいただき、盛り上げていただき、進行していただき、ママはただただ酔っぱらって楽しいだけの2時間だった。
今までの自分ならきっと「来てくれた方に均等にお話を振らねば」「自分ひとりだけ楽しんでどうする!」と、終了後に一人反省会でダメ出しの嵐だった。
今は「ビギナーズラック万歳!反省は次に活かせ!楽しかったならよし!」と思えている。
意識が変わった。自分を許せている。大きなターニングポイント。
12月
2日
ライターゼミ Advent Calendar 2024に記事投稿。
どこも痛くも辛くもなく健康で、前向きな気持ちで、この原稿が書けている。
ただ、過去最大の自己開示に心臓がバクバクしている。
所感と、2025年に向けて
まるで神様から「本当は何がやりたいの?」と問い続けられたような一年だった。
お金、体力、変化への恐怖心、周りの目…様々なリミッターを外したらこんなにもやりたいことがあったのかと、自分が一番びっくりした。
無我夢中で取り組める対象が見つかって、幸せだった。
後先考えず無茶して心身のバランスを崩してしまったけど、おかげで自分の限界がわかった。今より歳を取って無茶をしていたら、健康を取り戻せず、何かしらの身体機能を失っていたかもしれない。ギリギリのタイミングで気づかせてもらえた。
結構なスピードで荒波を乗り越えてきた感覚なので、その分いろんなことを見落とし、取りこぼしてきたような不安もある。
怒涛の勢いで履修したコースたち。どれも死に物狂いで取り組んだけど、きっと吸収しきれていないことだらけ。落ち着いて見返したい。
今年出会ってくれた方々にまったくお礼が言えていないし、まだまだ全然、話し足りない。
100万ポイントの使い道も、いろんな方との出会いや再会も、ひとつひとつ掘り下げてもっと書き残したい。
2025年は、健康に折り合いをつけながら、取りこぼしがないか確認しながら進みたい。
振り返れた。次に進む方向性が見えた。
あとは残りの1ヶ月を大切に過ごして、健康に2024年を締めくくるのみ。
今年起こったすべての出来事、出会ってくれたすべての方に、感謝。
好きなことができる健康な心と身体、そして環境に、感謝。