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仕事への姿勢は滲み出てしまうもの
ベテランでも、あれ?と思うことがある
すごく売れている女優さんで、キャリアが長いのに、
「なんだか、ただセリフをしゃべっているだけみたい」
と感じることがあります。
一方、子役の頃の伊藤沙莉さんのように、役になりきって全身で演じ、人々の記憶に残っている人もいます。
(今は全くドラマを見ないので、どんな演技をしているかわからないです。)
それと一緒で、会社で働いていても、ノウハウや小手先のテクニックで乗り切ているなという人がいます。
たいていそういう人は、突発的な事態に対応できません。次第に「どうしたらあいつを使えるようにできるのか」と議題に乗せられてしまうことも多いです。
仕事ができる人の姿勢
仕事ができるようになる人、そのままのレベルで留まってしまう人の違いは、そもそもの仕事への姿勢にあります。
仕事ができるようになる人は、仕事を人生の一部として見ており、仕事を通して成長することができます。
注意されたこと、アドバイスされたことを、不完全でもなんとか吸収しようとして、次に同じことをやる時は何割かは〝改善〟しています。
注意やアドバイスの背景までしっかりと聞き入れ、いったん理解します。そして、どんな場面で活かせそうかを考えて、次に活かします。
その繰り返しで、周りが満足できるレベルに仕上がっていくものです。
また、仕事を通して広くて深い視野、俯瞰的な視点をだんだんと身に着けていくことができます。
それも、周りからのアドバイスを素直に聞く、アドバイスをまず実行してみる、実行した結果得られたこと、気づいたことを先輩たちにフィードバックするということを繰り返した結果、いつの間にか身についていたりします。
具体的なアドバイスがもらえなくても、自分から進んで先輩の仕事を真似たり、観察して再現したりすることでも同じ効果が得られます。
仕事ができない人の姿勢
一方、仕事がいつまで経ってもできるようにならない人は、アドバイスをもらっても応用ができません。
なぜなら、アドバイスを〝テクニック〟と捉えてしまうからです。
そのアドバイスの背景や理由の説明を先輩社員はしてくれるはずですが、それについては聞き流します。
「この場合は、これさえやっていれば大丈夫」と勘違いしてしまうのです。
暗記さえしてしまえばテストは乗り切れるという、古き良き日本の受験教育の弊害が未だに現れている人がいます…。
背景や理由あってのアドバイスであり、なぜそうなのかを理解していないと、応用することなどできません。
そのため、いつまで経っても本質的な力が身につかず、仕事ができない人の烙印を押されてしまいます。
自分に合う仕事なのかそうでないのか
小手先のテクニックで乗り切ろうとしている時点で、実は、その仕事は、その人に合っていません。
おそらく、他の分野であれば、いくらでも背景を理解しつつ応用ができる〝仕事ができる人〟になっていたと思います。
背景や理由が頭に入ってこない、教えられても残らないのは、その分野に興味がないからです。
興味がないということは、その人の「本来の道」ではないということ。
だから、なんだかうまく行かない、人の話が頭に入ってこない、テクニックを利用しようとしてしまうことがあったら、別の道を探す方が、人生が上手くいく可能性が高いのでは…と感じています。