ほとんどの高額商材に効果がない理由
高額商材は、ほとんど効果が出ないか、割とすぐに元に戻る
大体のサラリーマンには縁がないことを祈っていますが、いわゆる「起業家」が提供するサービスというのが世の中にはたくさんあります。
そして、そのほとんどは、サラリーマンの月収〜年収の価格です(エセスピリチュアルやトップインフルエンサーとかでなくても普通にそのくらい。※本物のスピリチュアルは高額を要求しません)。
こういうものに一度でも関わると、
「お金を出してくれるカモ」と起業家に印象付けてしまいます。
加えて、買った本人たちも価格と値段のバランスが崩壊してしまうので、実際にいいカモになります。
私もここ数年、数百万円くらい出していろんなものを買ってみましたが、やはり、
「ほとんど効果がなく、人生を変えるものではなかったし、ちょっとした期待のためだけに大金を投じるのはもったいない」
と感じさせるものが大半でした。
では、起業家の提供する、特にコンテンツと呼ばれる情報サービスには、なぜ期待した効果が出ないのでしょうか。
これ、「やるかやらないかの問題」として片付けられがちですが、それ以前のところに原因があります。
原因①本当に必要なものではなかったから
人がモノ(特に情報)を買うのはなぜでしょうか。
自分を観察していて気付いたのですが、
「素晴らしく明るい未来を、魔法のように実現してくれる」
と感じた時によく手を出していました(笑)
これ、実は、起業家が自分の商材を売るときに心がけているもので、
誇大広告でもいいので、明るい未来を見せること、それを魔法のように実現できることを消費者に感じさせるのが、宣伝の基本となっています。
(巷にあるサプリの広告と似ていますね)
お客さんが買ってしまえばこっちのもの、と本気で考えている人もいますし、
本当にこの商材で人生が変わるので広めたいと思って宣伝している人もいますが、
消費者にとって魅力的な印象を感じさせることが大事だと心得ています。
しかも、ほとんどの広告って、そのコンテンツ自体を買うだけで、
〝人生が劇的にいい方向に変わる〟
と感じさせてしまうのですよね。
ほとんとの人は、コンテンツ自体を本当に必要としているわけではないのに、
(なんだかわからないけど)人生が劇的に良くなる、楽しくなるんだ!!と錯覚してしまうため、
そのコンテンツを買ってしまうのです。
本当は、興味すらないものでも。
ここに、人間心理の面白さがありますが、からくりがわかっていないと、いつまでも搾取され続けるようになってしまいます。
ぶっちゃけ、ほとんどの情報コンテンツって、人生に必要はないのですよね。
それに、本当に貴重な情報って、日々自分が感じるもの、体験して気づくことの中にこそあるのではないでしょうか。
原因②自分に合わない人から買ってしまう
例えば、私の場合ですが、
今まで41年間、浮いた話が一切ありません(爆)
本当に、惚れたことも、惚れられたことも、もちろん異性と「お付き合い」したことも一切ありません。
そんな私に、「愛され女子になるための講座」を勧めて来た方がいて、実際に受けてみましたが、何も参考になりませんでした(笑)
だって講師の人が、男に困ったことがない人だったんだもん。
あまりにも現実とかけ離れた話の数々に、最後は寝てしまったほど(笑)
いくら、起業家の人たちがキラキラして人間性も優れているように見えても、万能なわけじゃないし、個性があるし、なんのなら人格破綻している人すらいます。
サービスを提案される時は、さも、
「万人に使える手法」
かのように見せかけられますが、
自分の人生とかけ離れている人生を送っていた人の意見を聞いても、そもそもの前提が違うので、まるで役に立ちません。
いくら、「いろんのパターンを見てきているから大丈夫」と言われても、自分のパターンについて無知でおれば、意味がないわけです。
そして、自分と同じ人生を送っている人なんて、そうそういません。
本当に必要なものを見極めるには
情報コンテンツでも、本当に有用なものはあります。
ただ、世の中に多々ある「役に立たないもの」に紛れてしまって見つからないことがほとんどでしょう。
まずは、
「これで人生が変わる」
と謳っているものからは、速攻で距離を置くこと!
ここがスタートです。
人の人生をまるっと変えられるコンテンツなんてないですし、そんなのがあったら世界の支配者になれます(笑)
ただ、本当に困っていて、助けを借りたい時はあるかと思います。
そんな時は、
✔どうして困っているのか?
✔どうなればいいか?
をちゃんと明らかにして、それを解決してくれそうな人を探す。
問題も解決策も、範囲が狭ければ狭いほどいいですね。
そうすれば、ちゃんとニーズとサービスがマッチして、リーズナブルなお値段で、満足のいく結果が得られることと思いますよ。