環境が変わると、人は変わる
年末に軽く訊かれたこと。
「ダメダメになっている人って、どうやったら変えられるの?」
その時は答えが出せなかったけれども、ひとりになった時、ふと答えが浮かびました。
人が一番変われるのは、環境が変わった時。
ダメダメになるような環境にいるから、「ダメ」になってしまう。だから、強制的にでも環境を変えた方がいいと思うのです。
環境が変わって、周りの人や仕事内容が変わると、評価も変わります。
個々人によって、自然に成長させてくれる場所とそうでない場所は違います。
私も、前職では「ダメダメ」評価でした。
上司が友達に相談したらしく、「それって人としてもうダメなんじゃない?ありえないよね」と言われたとのこと(その話を当事者の私に話すのもどうかと思いますが)。
前職をクビになる時に、
「あなたは本当のバカなんだから、本当に定型的な仕事で、マニュアルがしっかりしているところがいい」
と言われたほど。
前職の社長や上司が、今の私の職場の上司や社長に会ったら、
「こんなバカな奴を雇うなんて本当に苦労したでしょう。マニュアルが相当しっかりしているんでしょうね。」
とでも言うのでしょうか。
たしかに今の職場でもマニュアルはあるけれども、今の私はイレギュラー案件を主に任されています。そもそも、完全に定型の仕事なんてありません。
今の職場では、社会常識すらなかった(前職は株主と警察沙汰になるくらい色々と非常識でした)私に、業務の基礎はもちろん、仕事の基礎から徹底的に優しく鍛えてもらえました。
失敗してもカバーしてくれ、単に〝答え〟を教えるのではなく「どうしてそう思う?」と丁寧にヒアリングをしてから考え方をレクチャーしてくれたので、無理なく成長できたのだと思います。
環境が変われば、人の育て方も評価も一変することがあります。
だから、「自分がダメになっているな」と思ったら、今の環境から抜け出すのが一番の解決法です。