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Time Will Tell

 宇多田ヒカルさんのデビューシングルのカップリングに、「Time Will Tell」という曲があります。
 和訳すると、「時が経てばわかる」というもので、歌詞の中にも「時間が経てばわかる」というフレーズがあります。

 あれから20年以上経って、この言葉は本当だなぁと感じることが多々出てきました。

 たとえば…。

 そもそも行くつもりのなかった大学にズルズルとアラサーまで籍を置いていました。
 高校時代に「理系に行け」という圧力をかけられての進学だったため、院まで籍を置いても何も身につきませんでした。
 しかも、アラサーまで籍を置くというのは日本社会では致命的なことで、いざ就職をしようと思った時に、とてつもない苦労をすることになりました。

 自分が望んでいない道だったのに、どうしてここまで振り回されないといけないのか。しかも、全て私の責任にされてまで。

 と、当時は思っていました。
 でも、人の意見に唯々諾々と従うのではなく、自分の頭で考える重要性を嫌というほど実感したから、仕事の面で活躍ができていますし、化学の知識があることで、今のコロナワクチンパンデミックにも賢く対応できていると思っています。

 その他にも…。

 表面上はいい顔をしていて、一見人気がありそうに見える人が、実はとんでもない正当化野郎で、関わってはいけないことがわかってきたり。
 そういう人と一時的にでも関わって傷ついたから、次は早い段階で見抜いて軌道修正ができるはず。

 歴史の中で、日本に限らず世界の政治家、陰で操っている人たちが隠していたことが、インターネットの力で明らかになってきたり(歴史の教科書にも嘘ってたくさんあるのですね)。
 知ることで、自分の身を守るのに役立てることができます。

 もしかしたら、今の地球温暖化の問題や、なぜか◯◯時46分に大地震が起こる理由とか、普通の人にできることなのに、自分には縁がなくどうしてもできないことの理由なども、時が経てばわかるのかもしれません。

 禍福は糾える縄の如し。今の状態が、未来にとってどんな意味があるのかは、今の段階ではわからないけれども、「これでよかったのかな」と思える日が来るのかもしれません。


それにしても、宇多田ヒカルさんがこの曲を書いた当時、わずか15,6歳だったはずです。
 当時の他の楽曲もかなり精神年齢の高いフレーズが多々登場しますが、一体どんな少女時代を送ったらここまで精神的に成長できるんだろう。
 私ほこのくらいの年齢の頃は、自分で物を考えることすらできない子だったので、ちょっと羨ましく感じます。

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