独身者激増の背景
ふと周りを見渡せば、アラフォーを越えた独身者だらけ。
中学までの友達で、結婚している(またはしていた)人たちは、専業主婦 or 起業 or 専門職(医療系など)が多く、私のように会社員をしている人はほとんどいません。
そして、会社員仲間は、独身率が圧倒的に高いものです。男女関係なく。
結婚相談所を生業にしている人から、結婚の現状を聞いて、その理由がとても腑に落ちました。これなら、今後も独身は増えていくだろうなぁ。
昔のように、女性は結婚しなければ生きていけないという時代ではない、というのが前提としてあります。
結婚しなくても生きていける女性が増えたということは、〝強い女〟が増えたこととイコールです。
でも、女性は、本能的に(?)強い男を求めたがるらしい。
今の日本社会に、並の女性より強い男がどれだけいるというのか。それ、絶滅危惧種ではないかしら。
件の結婚相談所では、男性を丸ごと改善していかないと独身者率高騰の問題は解決しない、と言います。
だから、見た目、振る舞いから何からアドバイスするそうですが…。
「男性は〝自分を変えたくない〟生き物で、全く言うことを聞いてくれません」
と嘆いておられました。
女性の目線や期待値を下げれば問題は解決するのでしょうが、過去に妥協して結婚した結果が、今世間を賑わす不倫の横行や離婚率の増加につながっているのではないでしょうか。
そして、不幸な結婚を見聞きして育った世代が、「そこまで苦労するくらいなら、妥協した結婚などもってのほか、自分の理想以上の人でないと結婚できない」となり、結果として独身が増えてゆく、という構造になっています。
かく言う私も、両親こそ波風のない幸せな結婚をしていますが、過去にいろんな苦い思いを経験したり、周りの苦労を聞いて、「結婚なんてしたらアカン」と目覚めたクチです(でも子供は欲しい)。
及第点(暴力を振るわない、人として最低限のことができて依存しない、笑いの方向性が一緒)に乗る男性なんてこの世にいないとすら思っています。
そして、男性がビビるほどの学歴(※社会では全く役に立たないのに)と、コツコツと積み上げてきたキャリアを身にまとい、出会うほとんどの男から「The 強い女」と認定されるに至りました。
私「それって、日本には、もう私を拾ってくれる人がいなくなったことをを意味しますよね?」
結婚相談所「いや、そういう強い女は、女性らしい男に好かれますよ。そういう男のことをあなたが好きになるかは、また別問題ですが」
………………(笑)。