見出し画像

複合アスペクトから読み解く太陽回帰図

2024年の太陽回帰図が複合アスペクトだらけだった

 今年の誕生日がすぐそこに迫ってきています。
 半年前くらいにも一度、予測をしたことがあったのですが(※当時の記事は一部削除しました)、あらためて、素直に今後1年を占ってみようと思います。

 2024年の太陽回帰図はこちら。

 Astrodienstで、オーブの範囲100%で出しているので、少しいびつな形のものもありますが、この中に数種類の複合アスペクトがあります。
・Tスクエア(2個)
・ヨッド(神の指先)
・トールハンマー(神の拳)
・メディテーション(調停)
・クレイドル(ゆりかご)
・カイト(いびつなため影響は小さいかも)
・グランドトライン(いびつなため影響は小さいかも)
 こんなに複合アスペクトが組めるチャートも珍しいように思います。

チャートを支配するものと、天頂にあるもの

 複合アスペクトの解析の前に、今回のチャートの中で一番重要な「チャートルーラー」について。
 チャートルーラーは、全体を引っ張ってくれる支配者あり、今年1年の軸となるもの。

〈見つけ方〉
①ACの線がどこのサイン(星座)にいるかを調べます。このチャートの場合は、「しし座」。
②しし座の支配星は太陽なので、太陽がチャートルーラーになります。
③太陽は、4ハウスにいるので、今年1年は、4ハウスの分野が主体となりそう。

 4ハウスということは、心安らげる環境だったり、家庭に関する分野ということですね。
 私は独身一人暮らしで完全在宅勤務なので、家の中を快適にすることや、心から安心できる居場所(仲間)がテーマになるのかな。

 そして、一応考慮に入れておきたいのが「カルミネート天体」と呼ばれるもので、MCという線に一番近い天体が該当します。
 今回の場合、キロン(カイロン)がカルミネートにあります。キロンでなければ海王星。
 どちらにしても、あまりよろしくない年らしいですが、個人的にカルミネート天体は当たったり当たらなかったりなので(法則性が見つけられない)、考えないことにしています。

Tスクエア(2個)

 チャートの反対側同士にいる天体が緊張を醸し出すけれども、三角形の頂点にある天体の力で打破すると人生が、前に進む、という複合アスペクトです。要するにハード。
 今年のチャートには、太陽と月をそれぞれ頂点として、2個存在します…。

・社会に変革をもたらす(天王星10ハウス)
・居心地のいい場所から発信する(水星4ハウス)
この2つが葛藤を引き起こすのですが、
・素直な自分自身の感情(月1ハウス)
がその葛藤をほどく鍵となります。

・妥協せず徹底的に働く、もしくは何もしない(冥王星6ハウス)
・隠されたエネルギー(火星12ハウス)
この2つが葛藤を引き起こし、
・安心できる場所で自分らしさを発揮する(太陽4ハウス)
がその葛藤をほどく鍵となります。

ヨッド

 別名「神の指先」。抗えない試練を課すが、それにより、素晴らしい才能が開花する。宿命とも表現される…とのこと。
 過去に太陽回帰にヨッドが出た年がいくつかあったのですが、大学の研究室が決まりその後数年間の方向性が決定されたり、はじめて自分の意志で海外旅行に行ったり、仕事で大きな成果を出したりしています。
 試練っぽくないですけれども、その後の人生に大きな影響があった年、普段しないようなことをする年に出現しています。

・自分を表現すること、自分の感情の問題に取り組むこと(月1ハウス)
 これが苦しみの原因になっており、
・未来を見通す力、直感で新しい世界に飛び込む(海王星9ハウス)
・会社などの組織の中で、妥協しないで徹底的に働く(冥王星6ハウス)
 この2つが調和して働き、頂点の月の課題の解決の鍵となるようです。
 (底辺の2つの天体が、頂点の天体にエネルギーを送る)

トールハンマー

 複合アスペクトの紹介サイトでもなかなかでてこないアスペクトです。マイナーなのかもしれませんが、その意味するところはかなりハードです。
 二等辺三角形の天体2つが葛藤を引き起こし、頂点の天体のエネルギーを使って噴出するらしいです。
 今回のチャートの中で、私が一番怖いと思っているアスペクトです。

・楽しいことや恋愛を心から楽しむ(金星5ハウス)
・人との深い結びつきに苦手意識がある、異性に対する嫌悪感やトラウマ(土星8ハウス)
 土星8ハウスは、私の性質そのまんま…この状態で金星5ハウスなんて満たされるわけがないものね…。当然、この2つで葛藤や地震が起きます。
・隠された(暴力的な)エネルギー。マイナスに作用すると、他者への攻撃につながるので、適宜運動や競争で、エネルギーを発散しましょう(火星12ハウス)

 わかりやすい。わかりやすすぎる。せめてエネルギーを変な方向にぶつけないようにします…。

メディエーション(調停)

 反対側同士にあって、緊張している天体同士を、頂点の天体が和らげます。

 Tスクエアでも出てきた、
・社会に変革をもたらす(天王星10ハウス)
・居心地のいい場所から発信する(水星4ハウス)
の葛藤に対して、
・隠されたエネルギー(火星12ハウス)
が影響を和らげるようです。

クレイドル(ゆりかご)

 困難なことや試練があっても、どこかから救いの手が差し伸べられる幸運アスペクト。人からの好意や支援をちゃんと受け取れるかが鍵。

 オポジションになっているのは、
・隠されたエネルギー(火星12ハウス)
・会社などの組織の中で、妥協しないで徹底的に働く(冥王星6ハウス)
で、
・社会に変革をもたらす(天王星10ハウス)
・未来を見通す力、直感で新しい世界に飛び込む(海王星9ハウス)
でオポジションを和らげるようです。
 きれいなクレイドルなのですが、構成している天体が天王星、海王星、冥王星というあまり動かない天体たちなので、もしかしたら、今年の太陽回帰で同じ複合アスペクトが出ている方がわりといらっしゃるんじゃないかな。
 とりあえず、人智を超えた力が救ってくれるのではないかと期待しています。

 なお、Tスクエアと辺を共有しているので、「葛藤や試練に直面しやすいが、困難を乗り越える力がえる」とも解釈できます。
 また、ヨッドとも辺を共有しているので、「周囲のサポートを受けながら、運命的な使命を達成できる」という意味も持つようです。

カイトとグランドトライン

 いびつな形になっていますが、カイトとグランドトラインもあります。

 グランドトラインだけではエネルギーがスムースに通り過ぎて目標を見失ってしまいがちなため、オポジションをひとつ入れることで緊張感を生み出しています。
 この場合、カイトの頂点に向かっていくのがいいらしいのですが、水星なので、「発信、コミュニケーション、言葉」が鍵になりそうです。

いいなと思ったら応援しよう!