奇跡
〜佳音 Canon〜
齊藤文護さんの写真展
[第一節]
大気の存在を感じていると
写真家として自然の何者かに開放されて
垣根を外されていく瞬間がある
そこに息をあわせると
普通じゃない普通に感じいる
——佳音——(ご案内チラシより)
8/8に日本橋[小津和紙]でのグループ展を拝見し、文護さんにお会いして、今回の京都での写真展開催を知った。
京都まではとてもとても・・・とずっと思っていた。でも、ずっと気に掛かっていた。
でも・・・、でも・・・、でも・・・を繰り返して、しない選択をし、これでよかったんだ、今はこの選択がちょうどよかったんだと何度経験してきたことか。
今回もそうなっていてもなんら不思議はなかった。
しかし、昨日の朝、夫が仕事へ出掛け、いつもの一日が始まろうとした時、今から準備を始めたらちょうど新横浜行きのバスに乗れると思った時、いつもと違う選択へ舵を切った。
バスと新幹線に運ばれて、11:07京都着。
写真展は12時からなので、京都からわずか10分で行けるという琵琶湖へ向かう!
もう何年もずっとずっと思い憧れていた琵琶湖。やっと会えた!
あなたでしたか。
やさしい風、光、おだやかな小波、
時折り目の前を遊び飛ぶ蝶やトンボ。
小一時間、琵琶湖半で心を遊ばせる。
心がココロとつながっていく。
いよいよ[佳音]との対面
八丈島での星降る空、
海と空と雲が溶け合う景色、
凍る飛沫が飛んでくる滝、
木の葉の飛び出す木・・・・・・、
写真は静止画ではなく、その中には動いているものがいて、耳では聞こえない聖なる音を奏でているのだと初めて知った!
写真家が捉えたその一瞬の奇跡を、写真を通して、時空を超えて、時空の隔たりも含めた新たな奇跡として体験する。
じわじわと、チリチリと響き伝わりくる感動。
奇跡の一日。
意識が変わればどの毎日も奇跡の一日。
そうできるかどうか、そうするかどうかは自分次第。
そうそう、会場入口でまさかの川内さんとの再会も奇跡のような出来事でした!