アメリカの食事はマズイというけれど。
大味っぽいしクドそうだし無駄に量多そうだな。というのがNYに行く前のアメリカごはんのイメージだった。実際に行ったことある人からも「ごはんは期待できないよ」という話ばかり。
もちろんお金を出せば世界最先端の料理を味わえるだろうけど、手が出せる範囲で考えるとそうかもなぁ。
…と、覚悟して行ったら。
意外や意外、食べるものどれも当たりで、普段の旅の目的がごはんな私も毎日おいしく過ごすことができた。
着いた日の晩ご飯はブルックリンの宿の近所で食べたモロッコ料理。店員さんに勧めてもらったグリーンスパイスソースのチキンがヒット。もっと滞在するならリピートしたかったお店。
こちらもブルックリンで食べたフォー。お店の人はベトナム人だし、深みのあるスープで味も本格的。今回泊まったブルックリンのウィリアムバーグには入ってみたいお店がいっぱいあった。
中華街で食べたワンタン麺は、個人的に香港で食べたものよりおいしかった。油菜の炒め物も箸が進む。
って、全然アメリカのローカル料理食べてないなぁって感じだけど、それがニューヨークのいいところだと感じた。東京と同じで、世界中の料理が食べられて、どれも現地並みに本格的な味。
ハンバーガーやベーグルは「デカいな…」と思ったけど、味はいたってヘルシー。ステーキは残念ながら予約が取れずに未経験。
価格も、東京で何皿かシェアしてお酒を1~2杯っていう金額と、そう変わらない。チップの計算が面倒っていうのが難点だったかな。
街には大量のピザ屋があって、1ピースが日本のピザ1枚分くらいあるデカいものを気軽に食べてる現地の人を見ると、高カロリーな食事ばかりで過ごすことも可能なんだろう。でもそれを避ける選択もいっぱいある。
スーパーで買い物をしてパスタを作ったりもしたけど、大型のスーパーの中には野菜や惣菜が豊富で、サプリも山のようにあってときめいた。毎日通いたいくらい!
好きなものが、好きなように食べられると考えると、ニューヨークの食は豊かで魅力的だなというのが初回の今回の感想。
次は、映画でよく見る「マカロニチーズ」をお店で食べてみたい。スーパーで買った箱入りのやつは正直「……なに、これ?」だったし、友達からも「2口目でフォーク投げると思うよ」って言われるけど。
よく映画の中で家庭の味みたいに言われてるアレの本物を、いつか食べてみたいんだ。