読書メモNo.13「常勝集団のプリンシプル / 岩出 雅之」
面白かったー🥳🥳🥳
どちらかといえば、管理職と新入社員向けのビジネス書という感じで読みやすい。
1日15分程度、会社での朝読書にしていました。細切れなので、短時間読書向きだったのも良かった🤩
アドラー心理学のような考え方の本でした。
著者は、大学ラグビー監督でどうやって「勝ち続けられるチーム」を作ったか。
それは学生スポーツだけではなく、企業やあらゆる組織に通づるものとしての意見を監督なりに書き綴っています。
まず、ポリシーのように書かれていることは、「組織を変えるならばリーダーが変わること。周りではなく自分の意識を変えること」
がちょいちょい出てきます。この辺はまさしくアドラー。
著者の帝京大学ラグビー部では、組織を逆三角形の序列に位置付けています。イメージは学生だと、最上級生が最も偉く楽で威張れる。下級生は奴隷のようにこき使われる。が従来だったものが、最上級生が全ての雑用をし入学したたての1年生には自由にさせるというもの。この根拠は決して自尊心のためではなく、心に余裕がない新入生にそれ以上の負担をかけさせないため。またゆとりのできた最上級生に隅々まで見渡せるようにという考えから来ている。
実際、トップの意識で環境を変えた例だ。
一般平社員の私からすると、これは自分では変えることができない外的要因なので「周りは変えられない」に分類されてしまうので意識の中に取り入れておく事項かなと思う。
イメージだけど、男の人はなんだかんだ出世をしているとは感じます。私は責任は取りたくないからあまり上には行きたくない(笑)むしろ、仕事量と質が収入に比例しない人が会社にいるので、頑張ることがアホらしく感じているここ最近です。給料高い順に仕事割振ってもらわないと割に合わないと思っています。
でも、周りは変えられないから自分が変わるしかないとアドラーで学んだので、私が変えられる要因としては自分の職場を変えることかと思っています。昇給額次第では本当にまた転職もありかな〜。転職回数にマイナスイメージを持っているし、変えた職場にも同じことがないとは言えないのが難しいところかなとも思いますが。。。
筆者は元々は教員免許を持っていて教員免許になりましたが、そこは公務員。教える方ではなく、教育委員会の職に初めは就かされたそう。ただ、振り返るとそれは悪い経験ではなかったようだ。こう記している。
「人生遠回りも悪くない。そこにこそ成長の源がある」と。
後半にも似たようなことが書かれていて、
どんなことからも必ず学びはある
成長の機会はどこにでもある
私もこういう考え方をするけれど、多分元となった考え方は違って
私の場合は、そうでも思わないとやってられない。怖くて行動できない。という信念のようなものがあります。ただ、それのおかげで割と何にでもチャレンジはします。
書かれていることは、そこまで目新しいものはないですが、文章が上手いのかそうそうと納得しながら読み進められる1冊でした。
おすすめ度:★★★★☆
読了感 :★★★★☆
コスパ :★★★☆☆