あの頃みたいにまだ自分の冒険を追いかけ続けているんだ/岐阜県・関市PRドラマ『フラワーズブルーム』を観て
151日目。
昨日、半身浴をしながら、YouTubeで見たドラマがとっても素敵でした。
岐阜県・関市の観光PRドラマ『フラワーズブルーム』。
この作品の脚本・監督をしておられるフルタヨウスケさんのことを知ったのは、大好きな文筆家・服部みれいさんがやっているラジオ風味のメールマガジン「声のメルマガ 服部みれいの好きにいわせてッ」に、監督が出演なさっていたのがきっかけでした。
飄々とした語り口で、肩の力が抜けてて、やさしくて、なんだかいつも楽しそうな感じのするフルタさん。
そんなフルタさんが発信することってどんなことかしら〜?と興味を持ったわたしは、ひっそりとTwitterをフォローさせていただいて、フルタさんのつぶやきを楽しみに拝見していました。
(『3月のライオン』といえば、漫画じゃなくて、矢崎さんの映画だよ、というつぶやきには、首をぶんぶん縦に振っておりました)
なので、フルタさんが映像作品を作られたということは、Twitterで初めて知りました。
それと、3月に岐阜県・美濃市を訪れたとき、関市も通ったのですが、駅のホームに『フラワーズブルーム』のポスターが貼ってあったのも、記憶に残っていました。
『フラワーズブルーム』は…
という物語。
予告編から最終話まで、一気に見てしまいました。
泣いちゃいました。
主人公の女の子たちの姿と、過去の自分が重なってしまって。
そして、大人になってすっかり忘れていたけれど、わたしはあの頃となんにも変わってないんだよな、って。
ドラマの中の主人公ふたりは、あの夏、アイドルになるっていう夢を追いかけた。
自分にとっての冒険を、ただただ夢中になって追いかけたんですよね。
自分にとっての冒険を、人生という冒険を、ただただ夢中になって追いかけているのは、わたしも同じで、それは今もそうなんです、きっと。
こころの奥に、ちゃーんといました。
主人公の花子みたいに、目をくりくりさせながら、人生という冒険を追いかけ続けているわたしが。
花子と香澄が長良川鉄道に乗って、日帰り旅行(?)に出かけるシーンを見ていて、思い出したことがありました。
中学を卒業する春。
仲が良かった友達同士4人で、電車に乗って、海を見に行ったことがありました。
「卒業旅行だ〜!」とか言って。
田舎の子あるあるかもしれませんが、田舎の子は、意外に電車に乗ったことがありません。
親にクルマでどこかに連れていってもらう(送ってもらう)か、バスか、自転車が移動手段です。
電車に乗ること自体が非日常。
「ねぇねぇ、切符ってどうやって買うの〜?」とか、がちゃがちゃわしゃわしゃしながら、片道2時間くらい電車に乗って行きました。
話だけ聞くと、ちょっとかわいらしいでしょ(笑)?
でもね、岩手の3月の海って…寒いんですよ。
その日は天気も悪くて、海が荒れていて、誰もいないし、船に乗るとか、そういう観光っぽいこともできない。
ただ寒くて天気が悪い中、わざわざ海だけ見て帰ってきた、っていう(笑)。
しかも、当時は、リアス式海岸の海って…。
だっさ!って思ってました(笑)。
湘南の海みたいにどこまでも平らな砂浜が広がっていて…みたいなのが良かったなぁ…リアス式海岸、岩がゴツゴツしてて、全然オシャレじゃない…なんて思っていたなぁ(笑)。
寒い、天気悪い、時間かかる、海見るだけで他に何もできない。
大人になった今なら、「他の日にしよ〜」とか「ちがうとこ行こ〜」って、たぶん、なると思います(笑)。
でも、あのときは、楽しくて楽しくて。
他の日にしてもいいし、ちがうところに行ってもいいんです。
でもね。
嫌な思いしないように、とか、
損しないように、とか、
せっかく行くならできるだけいい思いしよう、とか、
そんな計算、全然してなかった。
ただただ、全身全霊で楽しむ、それだけだったんです。
大人になってちょっと忘れてたなぁ、って。
でも、思い出しました。
物語が進むごとに、役者さん達の魅力が溢れるように見えてきて、そこもこのドラマの素敵な魅力でした。
あとね、第2話の9分30秒の映像が好き。
美しい映像表現。
美濃には2回行ったことがあるけれど、関はいつも通るだけ。
今度は、関の素敵なところにも、いろいろ行ってみたくなりました。
夏がいいな。
花子と香澄みたいに、ぶらぶら街を歩きながら、日本刀アイス食べたいな。
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ライティング・ライフ・プロジェクト第5期、満席にて受付終了いたしました。ありがとうございました。
次回(第6期)は、5月中旬頃〜募集開始予定です。
あたらしい試みです。
「話す」ことで、自分を見つめていくセッションです。