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サンタクロースっていないんでしょう?の私の答え

現在中2の長男が小5の時のお話です。

数年前から長男がサンタクロースに関して
悶々としているのは知っていた

小3の時には
「どうせ、いないんでしょ?サンタクロースなんて!!」となんか怒っていて
昨年あたりからは
「ま、いないけどね、ま、お母さんだけどね」ってカマをかけるようになった

そして今年はというと
「iPadが欲しい」の一点張り。
「サンタクロースならくれるでしょ????」って

我が家のサンタクロースは
親がまだ不要と思ったものはお願いしても来ないと思う
と話しておりました

しかしながら
「サンタクロースならiPadくれるでしょ??」の一点張り。

彼にiPadを持たせたくない訳ではないのですが
彼の日頃の行いから見ると常用するにはまだまだ早い
たまに使うくらいでバランスが取れている感じです
だから、もしも彼がiPadを使ったとしても個人もちはそもそも考えていなくてねー


そんなこともあり
クリスマスイブまで残すところあと5日という日。

タイミングの神様がやってきて
長男と二人の時間ができました
(というのも当時里子ちゃん含めて6人兄弟でした
彼と2人の時間はなかなか難しいんです)



母)サンタクロースについてどう思っているの? 

息子)うん。サンタクロースはいるとは思う。いるとは思っているけど、けどプレゼントをくれているのは親だと思う

母)いつくらいまでサンタクロースがくれると思っていた?

息子)小学校2年生くらいかな

母)そのとき、どんな気持ちだった?

息子)すごく楽しみだった!サンタクロースが来ることがドキドキした
去年とか、一昨年とかは、プレゼントがただもらえることが嬉しかった

母)そっか。すごく楽しみだったんだね。ワクワクした?

息子)すごくワクワクした(^_^)


母)サンタクロースは実際にプレゼントは渡しに来ないかもしれないけど
大人たちはその子どもたちのワクワクの時間を大事にしているんだよね
大事にされていたなーって思わない?

息子)うん。どんなに親でしょ?って思って引っ掛けようとしても、お母さんは引っ掛からなかった

母)ワクワクしている気持ち、他のきょうだいにあるの、わかる?

息子)うんわかる。楽しみにしていると思う

母)そしたら、その気持ち大事にするのわかる?

息子)わかる、バレないようにするよ

母)そしたらさ、もう君はサンタクロースミッション側に回りますか?

息子)え???

母)きょうだいたちが、サンタクロースワクワクって過ごせるように、大切に大切にするの一緒にやる?

息子)やりたい!やりたい!やる!

ということで、長男はサンタクロースからプレゼントをもらう子どもを卒業して
サンタクロースミッション側になることになりました

母)最後に聞きたいんだけど、今日の話聞いてショックじゃなかった?

息子)え?全然。だって、知っていたし。

サンタクロースの終わりがいつか来るだろうけど
1ミリでも信じていたらならばカミングアウトはしたくなかったのです
もしかしたら少しはショックだったかとは思いつつも

元々の仕切り屋、俯瞰屋の彼らしく
サンタミッションに真剣に付き合ってくれました

そしてラッピングがきょうだいがぶらないようにとか
ラッピングの残りを家に残さないとか
ネットで届くのは近所のお友達に預かってもらっているとか
サンタミッションの大変さを「へーそんなことしていたなんて、すごい!」と感激していました

世の大人たちは、子どものワクワクのために
一生懸命ミッションをこなしているんだよと話すと
とても満足そうでした


いつかどこかでこの日がきて
わたしは子どもに、上手に話ができるかなーと思っていましたが
思いがけず良い時間が過すことができました


そして、キリスト教徒でもないのに、こんなにもサンタミッションを頑張るか?っていうと
宗教とかクリスマスとか実際はあまり関係なくて
ただただ子どものワクワクのためだなーって
これって子ども時代の特権だよなって思ったのでした

その特権を守るための大人の役割なんだよなって
子どもが子どもでいることの特権。

さて、もうすぐクリスマス
みなさんもサンタミッションいよいよスタートですね

良きクリスマスと
そして、カミングアウトサンタクロースを

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