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キティーちゃんはハンパなくプロだった。〜Hello Kitty展〜


わたしが子どものころにいちばん最初に好きになったキャラクターはキティーちゃん。

筆箱、下敷き、えんぴつ、消しゴム、、、文房具はほとんどキティーちゃんで揃えてました。
真っ赤な背景に、真っ白いキティーちゃん。青いズボンを履いて、足を横に出してこっちを向いてる。その定番のハローキティーが大好きだった。

その後どんどん増えてくサンリオキャラクターにわくわくして、キキララとかポチャッコとか。他にもミッフィーやスヌーピーや、OSAMUGOODS、プーさん、ムーミン、リラックマ、アランジアロンゾ、、とわたしのキャラクター好きは止まらず、今に至ってるわけなんですが、その中でキティーちゃんはわりと影が薄くなってしまってました。

キティーちゃんはあまりにも人気者になり、街にあふれていて姿を見ない日はないみたいな世界的大スターになってしまったからで、そうなると、あーわたしはもう大丈夫です!って感じになっちゃうんですよね。

子どもの頃は「パティ&ジミー」派だったわたしの姉まで、ご当地キティーの根付けを集めたりし始めて、あーわたしはもう大丈夫です!って(二度目)なるよね。

あと、理由はもうひとつあって、あの、赤!青!みたいなパキッとした色合いがかわいかったキティーちゃんなのに、ピンク色基調のグッズが増えたこと。これはわたし好みではなかったから。

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前置きが長くなりましたが、メンタム(娘です)とHello Kitty展に行ってきました。

平日なのにすんごい人!

この入り口に書いてあったコピーが気になりました。

「わたしが変わるとキティも変わる」

メンタムと40分待ちの列に並びながら、どういう意味だろうって話し合いました。
キティーちゃんも50歳になって初期とは変わってきましたよって、軌跡をたどる展示ってことじゃない?とか言ってたんですが、ちょっと違った!!

展示は全部、「グッズ」でした。原画は一枚もなかった。文房具や家電、バッグや財布、洋服、ぬいぐるみやマスコットやいろいろ。

色合いも雰囲気も、それぞれによって違っていて、キティーちゃんあってこそのデザイン。もともとある形に絵が張り付いてるのではなくて。

キティーちゃんは年代とともに変化したというより、時代に合わせていろんな顔になってた。その時代のニーズに合わせてた。なんていうか、その時いちばん売れるグッズになってたって言うのがぴったりかな。

例えば、ミッフィーちゃんは絵本の主人公で、絵本の中ではブルーナカラーと呼ばれる色で描かれてる。そのミッフィーちゃんがパステル調のグッズになってるのを、わたしはちょっと許せなかったりする。

でもキティーちゃんは、グッズのために作られたキャラクター。
なんかそれがすごく潔くてかっこよく思えました。

キティーちゃんって自分のポリシーはなくて、いちばん売れる形になりますよー!っていう、つまりポリシーがないというポリシー!みたいな?
プロだわ。かっこいい。って、メンタムと話しました。

「わたしが変わると」その変わったあなたに合わせて「キティも変わる」よ!って意味なのかなあー。

さすがキティー!



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会場を出てから30分待ちで入ったグッズ売り場は、10分の総入れ替え制でした!
スタッフさんが「あと3分でーす!」とか急かしてくるなか、よく見えないけどつかんで連れ帰ったわたしのキティーちゃんはこちらです!

赤いリボンと横向きは譲れない!

「レジに移動してくださーい!」って言われても、ぬいぐるみの顔を選び続けてたメンタムが、気づいたら4、5人のスタッフさんに囲まれてて、口々に「移動お願いしまーす」って大声で言われてたのが、いちばんおもしろい出来事でした!

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