人とのつながりは財産
今、11月1日から始まるWoman of the Universeというミセスコンテストの世界大会に向けて準備を進めています。
そう、前回エストニアの大会に出場すると書いたのですが、この数週間の間にいろいろな事情があり、ブルガリアへ行くことになりました。
世界へ挑戦できる機会をいただいただけでも、本当にありがたい。
そんな中、つい昨日、素敵な出会いがありました。
◆日本の本来の和・美意識を伝えたい
ミセス含めミスコン世界大会では、ほぼ必要とされているのが「ナショナルコスチューム」と呼ばれるものです。
要するに、その国のイメージを自分を通してアピールできる、そんな衣装でしょうか。例えばブラジルだとサンバ衣装、タイなどだと民族衣装…といったように、日本だと着物姿で登場するのがポピュラーです。
しかしそこはミスコン世界大会。
なかなか派手にしないと、見向きもされません。
過去の日本代表の方々も、様々な着物アレンジスタイルで挑戦されていました!
私も今回、ブルガリアに着物衣装で登場したい!と思っています。
なぜならば、私が挑戦するWoman of the Universeは設立されてから3年目の若いコンテスト。しかも、過去3年間に日本人は出場していない様子。
いや、アジア人もほとんど出場していなかったようなのです。
そして今年はブルガリア。在住日本人も増えてきてはいると思いますが、まだまだ日本という国は遠い存在で、歴史や文化など知らない方もきっと多いはず。
すごくアウェー感はあるのですが(笑)、だからこそ日本の着物の美しさ・本来持ってる日本の美というものを私を通して伝えていきたい!と思ったのです。
素敵なご縁は自分でつかみ取るもの
しかし着物って高いですよね・・・。着物ドレスでいいか~と思って検索してみたら、何十万とするじゃないですか・・・。
他の日本代表の方はほぼ自分でリメイクしたり、お金を出して作ってもらったりとされているそうです。
何十万も公式コスチュームで出すのは難しい私は、中古着物をリメイクする方向で考えていました。
この世界大会に向けて、挑戦資金をクラファンする予定でもあり、その過程として協賛企業さんがいてくれたらありがたいよなーと考えて、ボソッとFacebookグループでつぶやいたんですよね(笑)。
しかも、ほしいものリストもつけて(笑)
これは友人達の勧めもあって書いてみました。もともと人に何かおねだりしたり頼んだりするの、すっごく苦手意識があるのでかなりの挑戦です(笑)
そしたらね、お声をかけてくださったんですよ!!!!
世界に向けて一人で着れる着物を作られているブランドさんのご縁を!!
そのつないでくださったお友達に話を聞いてみると、国内外のミスコンの公式コスチューム提供されていたり、ファッションショーの衣装協力をされているという企業様。
もう鳥肌立ちましたよね・・・・
そして昨日、友人がご縁をつないでくださり、ご都合のいい時にお電話でお話させてください!と送ったところ、
「今いけますよ~!」
と返信が!!!!!
やばーい!もうプチパニック!(笑)
でもここで準備もなにもしてないから後日とか言ってると、チャンスを逃してしまう!と思い、パジャマ姿だったのですが急いで着替えてビデオ電話させていただきました。
着物は着付けあってのデザイン。そこが日本らしさ
社長はデザイナーもされている井上都裳子(ともこ)さん。
とってもアグレッシブな方で、話を聞いているだけでもパワーをいただけるような存在。
こちらの着物は、上下バラバラになっていて、海外で着付け師がいなくても着れるように襟の角度や開き方、身幅もすべて計算されて作られているとのこと。
パっと見た感じ、普通の着物にしか見えないデザインなんです。
私ももちろん着付けできないし、自分で着れるのならいいよね~という安易が考えを持っていたのですが、お話を聞いてそんな自分にグーパンチしました。
洋服はそれぞれの服にパターンがあって、だれがきても同じように着こなせるように作られている。でも着物は全部基本長方形の同じ作り。
個性を出すためには、着方(着付け)で出すようになっているんです、と。
だから帯の結び方ひとつとってもいろいろあるし、襟の角度もミセスとミスでは違うんです、一番美しさが出る着方があるの!と。
着物は着付けをして着て初めてデザインが完成しますとおっしゃっていました。
それを聞いたときに、昔の日本人の美感覚って本当に繊細で素敵だったんだなと。そしてそれは日本人にしかできない美的センスだなと。
未婚は振袖、結婚したら留袖。
そんなことくらいしか頭になかった私、ほんと恥ずかしかった・・・。
なんなら、日本大好き外国人のほうが、着物の背景をよく知っていますよと教えていただきました。
都裳子さんのお話を聞いて、その着物を着て世界に日本の美しさを伝えたい!と本気で思いました。
そして一番意識の低い日本人に、もっと気軽に着物に触れてもらいたい。
日本美を忘れずにいてもらいたい、そのために私も動きたい!
今そんな思いにあふれています。
ついでに、ぜひアンバサダーモデルにさせてください!とお願いしたら、
「こちらこそぜひぜひ!!」
とおっしゃっていただき(笑)、世界大会から帰ってきた後も楽しみが増えました!
なんでもダメ元でも言ってみるものですね。
一度試着しているというお話をいただけたので、着てきます!
本当に、素敵なご縁感謝です。
待っているだけでは絶対につながらなかったご縁。
大切にしていきます。
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