筋腫はどう妊活に影響するの?
エコー検査
初めて婦人科に行って、ズボンも下着も脱いで、全自動の革張り椅子に両足を広げて座って、ぐいーーーんて椅子が回転して、カーテンの向こう側の先生とおっぴろげで対峙し、膣(ちつ)から管を入れてきたときの衝撃。あちらの手慣れた感と、こちらのこっぱずかしい感の格差は天と地ほどの差でした。
それが今では慣れたもので、3秒で脱ぎ、2秒で椅子に設置完了。画面に映る自分の子宮内部を冷静に観察できるまでになりました。
筋腫とは何か?
さて、エコー検査でよく耳にする発言。
「筋腫(きんしゅ)がありますね~」
筋腫が何個で何センチ、どこにあるのか教えてくれます。ざっとネットで調べると女性の2~3割が筋腫を持つと書いてありますが、私の実感では少なくとも5割くらいの女性は筋腫持ちの印象です。
若いころはなかなか聞かないこの「筋腫」の2文字。30代ごろから女子の会話の中に現れます。そして「筋腫をとった」という話もちらほら。私は検査で「筋腫が3つ。各3~5センチほど」との診断を受け、特に痛みもなかったので長年放っておきましたが、今思えば妊活前にアクションを起こしておけばよかったなと思います。
婦人科でよく言われる筋腫は「良性筋腫」のことを言います。これが悪性筋腫だといわゆるガンで、子宮にある良性筋腫が悪性になる可能性もわずかにあります。なんでみんな筋腫、筋腫とよく話すかというと、
「筋腫が大きく(5センチ以上~)場所も悪い(内膜)と、赤ちゃんができても育つ場所が狭くなる」
など妊活に不都合なことが多いためだそうです。下の図でいうと、粘膜下や筋層内の筋腫を指します。
筋腫を除去/小さくする方法
今回はこの筋腫への対処法を3つ、話していこうと思います。
①手術
筋腫の場所とサイズによっては手術で除去する人もいます。私の知り合いは11センチの筋腫を手術で除去しました。数センチでも、妊活のために除去する人もいます。手術といっても数時間の日帰りが多いです。
ただ、鍼灸師さんの話では、東洋医学で身体の一部を除去するのは気の流れを遮断することになり、いいこととはされていません。では、東洋医学目線ではどんな対処が好ましいかというと。。。
②身体を温める
鍼灸師のお話そのままですが、子宮という臓器は、人間にとって生存に不可欠ではありません。極端な話なくなっても生きていけます。となると、生存に必要不可欠な臓器に心臓から優先的に血液が送り出され、子宮は後回しにされます。そのため基礎体温も低く血の巡りが悪いと、子宮内の巡りも滞り、筋腫ができる、と考えられています。
よく腹巻などで温活が推奨されるのは、子宮にも血液を十分に行きわたらせて、基礎体温もあげ、活発で健康な状態を維持するためなんですね。鍼灸のほかに漢方の服用もおススメです。
科学的根拠に基づいていませんが、ほかに「生理に感謝する」「子宮に感謝する」なども個人的には大切かと思います。仕事をしていると、どうしても生理になってほしくないタイミング、ありますよね。そんな思いが続くと、自分が子宮だったら「チェ、なんだよ。歓迎されてないし」とすねたくもなります。
③女性ホルモンを止める(ピル服用)
子宮筋腫は女性ホルモンで大きくなるため、ピルで半年ほど生理を止めて、女性ホルモンの分泌を抑えて筋腫を小さくする方法だそうです。私は薬が嫌いで、副作用も気になったため試しませんでしたが、妊活まで時間がある方ならこの方法も有効かと思います。
私は今のところ筋腫を除去する予定はありません。手術など、身体にメスを入れることをできるだけ避けたいからです。現在鍼灸と漢方、温活を実践中です。それについては後日記します。
※私のリサーチと記憶で書いた情報なので、もし誤情報ありましたらご指摘お願いします!※
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