9月16日| なんか一緒にできることないですか?

心に留めておきたいことがある。先日ニンニクの種を取りに猪名川町へ行ったときの出来事。

ニンニク加工をしている人は、近所に住むおばちゃん。ニンニクの皮をむいている人は、隣に住むお姉さん。下駄箱をつくったのは、散歩でお会いするおじちゃん。みんな地域の人たち。その拠点近くに住む人たち。

「どうやって彼らと関係性を紡いだのですか?」とお聞きすると、会話したりニンニクを贈ったりすることで徐々に仲良くなったとのこと。そこから「なんか一緒にできることないですか?」とお聞きすることで共犯者になれたそう。

これはまさに理想的な関わり方、僕らに足りないものはなんだろうと考えたときに「積極性」だと答えを出した。

今朝、常連のお客さんが来たので、色々と話していく中で「一緒にできないですかね~」と聞いてみた。すると「カフェでピアニカ弾きますよ!」とか「手話の勉強会しますよ」とか返事が来た。

夕方、京都文教大学の地域連携をしている学生たちとオンラインミーティング。「手話を勉強したい」と1つのアイデアが出たときに点と点がつながった。

手話を勉強したい学生と、手話を教えたい地域の人。じゃあ手話を使った歌や劇をしようよ、と意見を出した。練習を繰り返すなかで関係性が紡がれる。歌や劇が完成したら達成感を共有できる。輪がひろがっていく。

なんか前のめりに「一緒にできることないですか?」とお聞きすることができてよかった。僕らの足りないものを埋めることができた。

福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。