8月24日│半農半Xの働き方
塩見直紀さんの半農半Xの考えがしっくりときた20代前半、福祉やライターなどいくつかの仕事で生計を立てている状況に憧れ、それに向けて努力していた20代後半。
三休をオープンした30歳のとき、いままでしていたNPO法人や財団法人の理事、個人事業主の仕事をすべて辞めた。三休だけを考える環境を整えるために。
パラレルキャリア。例えば毎月40万円を稼ぐために、本業と副業を持つこと、それに憧れていた、というか、これから組織から個人への時代になるんじゃないかなとの焦りがあった。だからその準備を20代のうちにしていた。
さあこれからのときに、それらをすべて手放した。正しい選択かどうかわからないけれども、数年経ったいま、正しい選択をしたと思っている。
昨日も変化のある1日。午前は農業。メンバーにミントの切り戻し作業をお願いし、僕は草刈り。仮払機の調子が悪く格闘しながらノルマの草刈りを終える。良い汗をかき、蚊に刺される勲章をもらいつつ、目に見える仕事の結果をいただいた。午後は事務作業、打合せ3件、それに、アポイント1件。
福祉をしているけれども農業やカフェ、アパレルなど多岐にわたる仕事をしている。昨日の打合せでは「これからの仕事の方向性」を決めた。新しい仕事もある。まずは情報収集、学び、実践、実践、実践、実践の繰り返しで仕事の仕組みをつくることかできる。僕たちは障害のあるメンバーと一緒に仕事をしている。その仕事の仕組みをつくりメンバーに受け渡すことが僕たちの仕事の1つでもある。だからこそ福祉+αが必要となってくる。福祉だけだと仕事をつくることができないし工賃を上げることなんて不可能に近い。
福祉を土台とし農業やカフェ、アパレルなど多岐にわたる仕事をしている。福祉と一括りでいっても様々な業務がある。農業もカフェも全ての仕事は様々な業務の集合体、僕たちはスタッフが少なく、ベンチャー気質の会社なので、それらを部門で分けずにスタッフそれぞれが担っている。チラシ作成もするしレシピ開発もする。農業もするし縫製もする。多岐にわたる業務を同時並行でしている。
福祉+α。20代の頃に憧れていた半農半Xの考え方に近いのではないか。そう昨日ふと思った。憧れた働き方をいまできている。あとはそれに結果を伴わせるだけ。
福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。