サンメリーダの梟
コロナのせいというわけでもないが、最近の週末は、家から一歩もそとにでないことも多くなった。
不要不急な外出を避けているわけでもないけれど、誰かを誘いづらくもなるし、実家にいこうとしても、90を過ぎた祖母もいるため、なんとなく訪問がはばかられる。
そんなときの友、それはyoutubeである。
いろいろな企業が、外出できない学生(人々)のために、いろいろな動画や本をインターネット上にアップしてくださっている。
そんななかでみつけたのが、手塚治虫先生の『ブラック・ジャック』である。
現在、手塚プロダクションさんが限定で無料配信している。
(↑ほぼ全話見た)
1つの話が50分程度で、ちょうどよい。
30分くらいだと、駆け足ぎみというか、ちょっと無理矢理感や物足りなさを感じたりすることもあるが、これだけ尺があると、安心してみることができる。
かつ、その50分間には、なんだか1本の映画をみきったような満足感すらある。
それは、内容の濃さはもちろんのこと、その限られた時間のなかで登場人物を際出せることができる職人の技術があってこそのことである。
とりあえず、かたっぱしから見漁った。
そもそもわたしと手塚治虫先生の出会いはかなり遅く、高校生のときであったように思われる。
何の気なしに行った図書館でたまたまみつけたような、はたまた歯医者さんにあったような、、とにもかくにもどこかでたまたま手に取ったらはまってしまい、手塚作品にのめりこんでいった。
社会人になってから、そんなに気にすることはなくなってしまっていたが、いまyoutubeで再会できたことにかなりテンションが上がった。
いや、いまも上がっている。
とくに今週の土日は予定を入れていなかったため、朝からどっぷりはまり、寝るまは惜しまず家事をする時間を惜しみに惜しんでひたすらyoutubeと対峙した。
泣いた。←
それはそれは泣いた。
それは、物語の奥深さもあるが、とりあえず完成度の高さに感激した。
色褪せないとはまさにこの事。
高校生の頃に読んだときの興奮が、そのままよみがえる。
年を経ても変わらないし、古ぼけない。
なかでも『サンメリーダの梟』と『緑の想い』という作品が印象的であった。
わたしが感想を述べてもまったく良さが伝わらないと思うので割愛するが、とにかくすごい。
(語彙力)
もし、仕事が終わって夜のんびりする時間があるなら、テレビもよいのだが、ぜひここはyoutubeで『ブラック・ジャック』をみていただきたい。
本当に、無料で見られるなんて夢のような話である。
わたしは、大人にも見てほしいけれど、こどもにもぜひ見てもらいたい。
描写がやや過激なところもあるが、単行本ほどではないし、そごでショックは受けないと思う。
この機会になんとか多くの人々に手塚作品が届くことを祈っている。
ちなみにわたしは、会う人会う人にyoutubeのURLを送りつけている。←
明日は本屋さんに行って、久々に単行本を手に取ってみようと思う。