クロゴキブリ(成虫)撮れました!!
最近、ゴキブリに思いを馳せていました。
私は最初、偽善者精神で「ゴキブリばっかり嫌われるのおかしくない?」みたいな関心の持ち方をしていたんですが、その偽善者精神の発展により、ゴキブリに関する創作を計画中でした(現在難航中。というかすべてにおいて行動が遅い)。
しかし創作のためにゴキブリを調べてみて、私は今までゴキブリという虫そのものを何一つ見ず、偽善者精神で知ったかぶりしてきただけなんだなと思い知らされました。
それからは夜な夜な「ゴキブリ かわいい」で画像検索したり、ゴキブリ動画を見たりするようになったんですが、どうしたことでしょう……ゴキブリに思いを馳せるようになったとたん、ゴキブリがピタリと家に出なくなったのです。
今まではクロゴキブリの赤ちゃんとかもたまに見たのに……。
私がウザい人間になったからゴキブリに嫌われてしまったのかと思いました。
私は虫が好きですが知識を全然覚えられないし、なんとなく知ったかぶりで生き物や自然のこと語っているだけだし、虫の羽音を聞いたら跳び上がるし、ハチがいたら逃げるし、こんな私に虫の創作をする資格などないのかもしれません。本当に虫好きなのかどうかすら自信がなくなってきました。
などと思いつつ停滞していた本日昼頃。
窓辺でnoteを閲覧していたところ、目の前(網戸の向こうの壁)に、ブーンと虫が飛んできて止まりました。
その色、大きさ、お姿……。
一瞬で分かりました。
間違えようもありません。クロゴキブリ様のご降臨です。
それを確認した瞬間、私はカメラを取りに走りました。
なぜ、白昼堂々クロゴキブリ様が目の前に?
(ゴキブリ=夜行性)
でもあの子、本当にゴキブリだった?
ゴキブリに似た他の虫では?
いやいや、最近ずーっとゴキブリの画像と動画ばかり見ているんだ。間違えるわけがない!
カメラを持って外に出る私。
しかしゴキブリはもういなくなっていました。
ゴキブリさん素速いからなぁ……。
緑に輝くタマムシも、時々飛んでいるのを見かけるのに全然撮れないし……。
本当にあの虫はゴキブリだったのか。
淡い白昼夢みたいな状態で終わりそうになったそのとき。
クロゴキブリ様出現!
ああ、やっぱりゴキブリだ!
待って待って待って! 撮らせて!!
やりましたあああぁぁ!!
とうとう念願の、クロゴキブリ様(成虫)が撮れました!!
奇跡です!!!
ゴキブリは夜行性、しかも主に屋内に出る、すると常に光量不足でゴキブリ特有のテカリを写すことができない……
なのに今回、屋外+昼間に、私の目の前に降臨なさったのです!
唐突にゴキブリに取り憑かれた現在まで、ゴキブリを撮ろうなどという発想に至ったことがなかったので、そもそも「夜の屋内だとゴキブリを撮りにくくて困る」などという不満を抱いたこともなく、ゴキブリが出たらビビりながらペットボトル捕獲器で捕まえて逃がしていただけですが……。
とにかく昼間にゴキブリが目の前(しかも屋外)に飛んできてくれることって、なかなかないと思うのです!
……そうでもない?
昼間にゴキブリ、いるところにはいっぱいいる?
まぁ、こっちじゃ手頃なゴキブリスポットはあまりありません。
ここのところ涼しくてクーラーを入れずに窓を開けていましたが、窓を締め切っていたら出会えませんでしたね。
ゴキブリの横顔、可愛いですね。
ゴキブリとカマキリは祖先が同じなんだとか。
分かるような分からないような。
最近「ゴキブリ 顔」の画像検索にハマっています。
虫って壁とかに付いていると、基本背中側しか見えないから、虫目線での虫の姿ってあまり見られない気がしますね。
ネットに写真がたくさんあるのになぜ自分でも撮るかというと、ネットの写真や情報を資料として創作したいけれど、写真にも文章にも著作権があるし、誰かの情報を元に創作して似すぎてしまったら、問題になる可能性があると思うからです。ネットの画像を丸写しした絵で本を出したと思われる方が、炎上したという話も見ました。
誰かが書いたものを参考に創作するってなかなか危険そうです。特に趣味の二時創作ではなく、オリジナルを目指す場合は。
私は常にオリジナルの定義に怯えています。
てなわけで自作の資料ができるだけ多く欲しいのです。
でも世界に存在する「好きな作品」「惹かれた表現」ってどうしても意識してしまうし、好きすぎてイメージや雰囲気に憧れて真似してしまうので、オリジナルって難しいです。ジブリが好きで創作を始めたらジブリ作品を意識しちゃいますよね、みたいな。
もし私がライオンの物語とか書いたら、絶対ライオンキングに影響されると思います。オオカミの物語を書いたら、あらしのよるにとおおかみこどもとビースターズに影響されます。
美しい+かっこいい+可愛いですね~。
尾肢や背中も撮っておかなきゃ。
ところで昆虫用語ってややこしいですよね。ゴキブリのこのお尻の突起、尾肢というそうですが、尾毛とか尾角とか書いてある情報もあるんです。でも尾角ってのはイモムシのお尻のトゲのことも言うみたいだし、どれが何なのか混乱してきます。
昆虫の口のまわりにあるヘッドマイクみたいな愛らしいヒゲも、小顎鬚と下唇鬚だったり、小顎肢と下唇肢だったり、それぞれ表記が違って訳わかんなくなってきます。
人間からすると尾肢とか小顎鬚とか存在すらよく知らないって感じなんですけど、昆虫からしたらおそらく重要なことなんですよね(重要なのは昆虫自身の感覚であって人間が付けた名称じゃないけど)。
さて、ここまではコンデジの写真です。
今回は張り切って接写もしたのです、が……
ダメだこりゃ。
この角度、本当は最高に可愛いはずなんですけど、ちょっとピント合いませんでしたね。クロゴキブリ様が立ち止まってくれなかったから(責任転嫁)。
生き物なんだから動くの当たり前ですね。
次回に期待です。
雰囲気でなんとなく、「あれっ? ゴキブリって思ったより可愛いじゃん……?」って感じが伝わりますでしょうか?
この子の羽のたたみ方……
ちょっとはみ出ていますけど、ゴキブリってこういうものなんですかね?
まずまじと観察したのは今回が初めてなのですが、ネットで見た画像ではもっとぴったり羽が重なっていたような。まぁいいか。
エビフライの尻尾とゴキブリの羽の成分が同じって言われても、まったくもって何の問題もないですね。エビフライの尻尾は喜んで食べます。
接写で多少まともに撮れたのはこの2枚ですかね。
今回はコンデジの方がよく撮れました。
これでクロゴキブリ成虫写真は終わりです。
ゴキブリは最後に飛んでゆく姿を見せてくれました。情報通り、まず高いところに登ってからの滑空でした。
飛行する姿まで見せていただけて、ありがたや。
私がゴキブリばっかり検索するようになってからゴキブリが現れなくなり、「創作の方向性を間違えたのだろうか」と心配になっていましたが、今回目の前に飛んできたことでゴキブリ様からもGOサインをいただいたような気がするので、ありがたく創作していきたいと思います。
ただ、恐ろしく筆が遅いのと、気まぐれですぐ別のことに飛びつくのと、気づくとテレビやマンガや動画を見ていたりもするため、有言不実行はしょっちゅうで、連載が一話で止まったままの小説もありますが……。こんなことじゃ表現者になれませんね。
いつか絵が上手くなったら、自分の絵をグッズ化して売ることができるサイトで、昆虫グッズとか作りたいな~と思います。昆虫ラインスタンプも良いですね~。
と、夢だけが大きくなっていきます。とにかく私に必要なのは、始める力より完成させる力です。
では今回はクロゴキブリ卵鞘の画像を貼って終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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