スターシート ネット裏 33段 66-67番(2022.9.26)
ヤクルト村上の活躍が気になりだした(遅いッ!) 9月某日にニュー新橋ビルのチケットショップで、ヤクルト戦のきっぷを見つけ2枚先取り購入した。そして今日が試合日。前日の雨の後、今日は快晴で、これ以上の観戦日和はないという日曜であった。子ネズミ(息子)は当日の球場への出発直前になっても、「行かない」を連呼していた。そう子ネズミは野球に興味がないのである。小さい頃から、よく親に神宮や後楽園に連れて行ってもらった記憶がある。自分も子供ができたら、連れていきたいと思い、かれこれこの神宮には、数回連れてきている。毎回、試合の記憶はない。座った席だったり、小雨が降っていたとか、近くを羽田に着陸する飛行機が飛んでいたとか、そういう情景が目に浮かぶ。
記録写真は1枚もないが、今日事前購入したのは、
・夕食(鱒寿司、鉄火巻、ネギトロ巻、イカリング)
・お菓子(ラムネ、ビーフジャッキー、ポテトチップ)
・飲料
万全の体制である。球場では、普段より少し贅沢をした食事を取りたいという思いがあり、そこそこ値が張った買い物をした。
正面7番入口から入ると、重厚感あるレリーフが出迎えてくれる。1926年(大15)なのでもうすぐ100年選手。いつまでも残っていてほしい、残したい球場である。
ネット裏ということは知っていたが、どんな席かはきちんと確認せずに購入したし、事前に調べることはなかった。そして、33段 66-67番を探すと案外早く見つけることができた。なんとそこは、球場が見渡せる、それはそれはステキなスターシートであった(こんな感じ↓)。
この夏も、子ネズミとバックネット裏で観戦したが、それは、前から(確か11番目)であり、もうちょっとでTV中継に映るというポジションであった。今回の席は個人的に、11番より数段上、神宮でこれ以上のベストポジションはないという程の良い席と強く脳が記憶することとなった。こんな、これ以上ないベストな席で観戦できるという幸せを十分感じてのプレーボールである。
こうしてみると、確かに55の村上選手のシャツを着ている人が多いが、他の番号や、2896、つまりツバクロの背番号を付けている人も多いことに少し驚く。
これも今日、知ったことだが、今日ヤクルトが勝てば優勝という記念すべき日。たまたまチケットショップにこれしかなかったわけだが、なかなかついているぞとほくそ笑む自分である。ただ、子ネズミ同伴なので、9回まではいれないと覚悟はしていた。それ以上に今日の試合は、何を置いても、村上選手をこの目に焼き付ける、絶対ホームランを打ってくれるハズという強い願望があっての観戦だった。結論から言うと、9回までは球場にいなくて、当然、優勝シーンに出くわすこともなく、そして村(神)様がボールを前に飛ばしたのは、多分この1球のみの試合であったと思う。
3冠という記録を意識したのか、はたまたベストコンディションでないのか、今日も村神選手の空砲ばかりが聞こえた打席であった。
ただ、彼の存在感は抜群で、情報によると今季は犠牲フライがゼロ、つまり全部入ってしまう程のパワーヒッターなのである。
マウンドに内野陣が集まった際も、ひときわ大きい村上選手である。
見るからに打ちそうな山田選手のスイングも堪能でき、不思議な投球フォームの小川選手も途中までであったが、よく頑張り0点に抑えてくれていた。
66-67番の席は、通路側で後ろがなんと文化放送の放送席という涙が出る程の好席で、耳を澄ますと、解説の声が聞こえてくるので、選手を覚えなくても自然に記憶されるというおまけ付きの席であった。どんな感じかというとこういう席であった。
右に見えるのは、息子の手で、こっちが自撮りしようとすると、妨害してくるのである笑。
子ネズミは、”野球=乱打戦=客が楽しめる”という強い信念を持っており、
今日も「糞つまんね~試合」と減らず口をたたいていた。ほとんど試合は見ていないと思うが、この清々しいカラッとした最高の野球観戦日和を共に過ごせたことだけでも感謝しなければならないと思う。いくら減らず口をたたいても、ついてきてくれたことも嬉しく思う。優勝シーンに出くわせなかったのはちょっぴり残念であったが、代え難い”思い出”を作ることができたと思う。