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【ロンドン発】週刊ブログ(6月19日~6月25日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。
6月19日:友人のバースデー・ドリンクでプリムローズ・ヒルのパブへ。月曜からパブ呑み嬉しい。天気が良いからか、割と人が出てきている。
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ここの集まりは、元・現音楽関係者の人がほとんどなので、会話が本当に楽しい。元ミュージック・ジャーナリストだったリバプール出身の友人は、音楽関係のポッドキャストを運営したのち、現在は政治関係のポッドキャストをやっている。ミュージック・ラヴァ―達のそれぞれのグラスト秘話が最高に面白かった。
6月20日:夫が、ジェイミー・カラムの番組でブルーノ・メジャーの曲がかかったよ、と言うのでチェック。
ああ、私の大好きな曲が流れたよ。確か、以前にBBCでセッションしたこともあったよね、この二人。
6月21日:夫の古い友人が仕事帰りにちょこっと寄ってくれて、家呑み。何か話したいことがあるんかな、と思っていたが、案の定、叔父さまの遺書から相続を外されたという愚痴だった。彼には子供のいない叔母夫婦がいて、血のつながりのある叔母さまは既に他界。一人になった叔父さまの面倒を彼と彼の妹がずっと見ていたのだが、1年ほど前から、その叔父の態度が急に変わり、「贅沢な旅行ばかりで、高級車を乗り回しやがって」と暴言を吐かれるようになったらしい。それでもほかに見る人もいないしで、しょっちゅう訪ねてはお世話をしていたようなのだが、つい先日「お前たちを相続から外す」と宣言し、それから1か月後に亡くなったらしい。過去15年ほど彼らは、私たちが死んだらこの家はすべて君たちのものだ、と言われていたこともあり、彼は自分の家の(莫大な)ローンをそれで返済するつもりだったので、ショックから立ち直れない、と。ハムステッドにある推定£1.8million(約3億4千万円)のフラットはすべてチャリティーへ。アドバイスなどを求められているわけでもないが、落胆する彼を見て、かける言葉もない、というか。ここで話たことで、少しは気持ちが軽くなったのであれば良いが。彼を送り出した後、いくら口約束があったとしても、やはり実際に手に入るまでは、そのお金は無いものとしていろいろと出費を計算するべきだったよね、と夫と話した。こういうことは、たとえ親であっても当てにはできないと思う。
6月22日:誕生日でした。で、自分へのご褒美で、『Sex and the City Experience』へ。下インスタクリックで見れます。
こちらは音が出ます。
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6月23日:先週ランチに招いた友人からお礼のカードが届いた。もう10年来のつきあいになるのに、カードでの挨拶を決して怠らない彼女。本当に見習わないといけない。
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6月24日:オープン・キャンパスで、長男に付き添ってマンチェスターへ。朝8時台の電車に乗り、終点はマンチェスター・ピカデリー。もうこの時点で、目的は同じだな、と思われる親子連れが一杯。
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都市型大学としてはイギリス最大のマンチェスター大学。地図を貰ってしばし散策。とにかく広い。校舎の数も凄いがカフェやレストランも併設している。
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ランチタイムにはBBQやドリンクのストールも行列だった。
エコノミクスを希望する長男。説明会が12時15分から、とある講堂であるというので、早めに行ってみると、既に凄い行列。講堂をぐるりと一周まわって列の最後尾へ。彼ら全員が志願するわけではないかもしれないが、長男はこの子達と競争しないといけないんだよなあ、と思うと気が遠くなりそうな人数。何とか中に入って、自身もマンチェスター大学の経済学部出身だという講義者の話を聞く。私は説明を聞いているうちに眠りこけそうになったが、最後に講義者が「Manchester has everything, except beach(マンチェスターにはすべてのものがある。ビーチ以外は)」というイアン・ブラウンの格言(?)を紹介して、やっと目が覚めた。何故かここに来てからザ・スミスの事ばかり考えていたので(何しに来ている?)、そうかローゼズ!と頭が冴えたのでした。
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夫はマンチェスター大学には行っていないのだけど、親友が通っていたので、週末に遊びに行ったりしてたと。80年代後半は「Second Summer of Love」の影響でマンチェスター大学の出願率が過去最高に達したのだとか。学生の数も半端じゃないし(10万人以上!)、ユースカルチャーもしっかり確立しているから、楽しい大学生活が送れそう。
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約3時間ほど在校生の話を聞いたり、図書館や講堂などを見て回ったり、サークルやアコモデーションなどの情報を入手した後は、マンチェスターのシティセンターへ。
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6月25日:エルトン・ジョン、良かった。
「今日はとても特別な日だから、どのようにアプローチしようかと思っていた。英国で最もファンタスティックなシンガー・ソングライターのひとりがジョージ・マイケルだ。彼は僕の友人であり、インスピレーションの源であり、今日は彼の60歳の誕生日だった。たからこの曲を彼の思い出に捧げたい。彼が残した音楽はすべてゴージャスだ。ジョージ、この歌を君に」。
何度も言っているけど、私は本当にこの曲が好きで、しかも、このJoe McElderryとのデュエットが最高に良いと思うのよ。
(今週おわり)