見出し画像

海外生活に適応するには?おすすめの対処法

海外で生活し始めて、初めは見るもの全てが新鮮に感じます。

しかし、しばらくすると、これまでの日本の生活と違う点が目につくようになり、違和感やストレスが溜まっていませんか?

海外で生活するのは、言語だけでなく気候、環境、食べもの、習慣など日本の生活とは異なることが多いですよね。

そのため、新しい環境に問題なく溶け込める人もそうでない人も、何かしらのストレスを受けます。

ストレスを大きくかつ長期間受けて、うまく対処することが出来なければ、精神的にも身体的にもネガティブな問題が生じてしまうかもしれません。


海外の異文化に適応するプロセス


海外生活を初めて、新たな環境や文化に触れ、ストレスを感じているのではないでしょうか?

心と体は相互関係にあります。

気候などが合わず体の調子が悪くなれば、気持ちも落ち込んでしまったり不安を感じやすくなります。

逆に、精神的な不安が大きいと、イライラしやすくなる、憂鬱になる、前向きな考えが出来なくなる、何をするにもやる気が出なくなる...などが生じます。

また、胃が痛くなったり、頭痛がしたり、食欲低下、不眠などと身体的な症状として現れる場合もあります。

体と同じように心も、新たな環境や状況に適応することが必要です。


異文化に適応するには、いくつかの段階があります。

スクリーンショット 2021-12-20 16.44.40

出典:Oberg'sの異文化適応曲線

ハネムーン期は、新しい環境への期待が大きく、起こることにネガティブな感情よりポジティブな感情を抱きやすいです。

カルチャーショック期は、異文化をさらに知っていくと、今まで通用していた考えや対処法などが通用せずにストレスを抱えてしまいます。言語などの問題で思っていることが伝えられずに、挫折感や自信喪失感を抱きやすくなります。異文化の欠点が気になり、慣れ親しんだ環境や人、生活などによりどころを求めてしまいます。

回復期は、身の回りのことは大きな問題なく行えるようになり、さまざまな経験や学びから自分なりの居場所や存在のあり方を見つけることができるようになります。

適応期は、自分自身の成長を感じ、異文化をポジティブに受け止めることができるようになります。これまでいた文化と今いる文化のどちらにも溶け込んでいる状態です。


期間や波の大きさは個人差があります。また、全ての人がこのプロセスを順番に辿るわけではありません。

しかし、こういったプロセスがあることを知っておくだけでも、適応できる時期が後にあると分かり、息詰まっている気持ちが楽になるかと思います。


海外生活に適応するための対処法


新しい環境にうまく適応できない時に、対処方法を知っておくと不安な気持ちが楽になりますよね。


1.「知らない」ことより「知っている」ことを事前に増やしておく

「知らない」ことが多すぎると、どのように対処すればいいか分からず、行き詰まってしまうかもしれません。

事前に調べて「知っている」ことを増やしておけば、想定がつき、気持ちの動揺や不安が少なくて済むかと思います。

先程のプロセスを知っておくこともその一つ。

気持ちが落ち込んでも「今カルチャーショック期なのか。ここを乗り越えれば回復期が訪れるはず。」と分かると、不安な気持ちが和らぐのではないでしょうか。

慣習など実際にその土地で生活してみて感じることもありますが、事前に環境、文化、慣習など知っておいた方が想定できることも多いです。


2.ストレス発散方法をいろいろ試す

自分のやりやすいストレス発散方法をいくつか持っておくことも大切です。

ネガティブな状態のまま、じっとしていては身の回りの環境などは何も変わりません。

そのため、どんどん気持ちが落ち込んでしまいます。

読書が好きであれば、お気に入りの本を持って行ってもよいと思います。

音楽をかけて歌ってみたり、アロマオイルをたいたり、ヨガをしたりして、1日の内に短時間でもリラックスできる時間を作ってくださいね。


3.言語など障害になっていることをコツコツと克服する

買い物をするにも、コミュニケーションをとるには言語は特に重要です。

私の住んでいるベトナムでは、地域によりますが、ほとんどの地域で英語は通じず、ベトナム語でやりとりする必要があります。

そのため、少しずつでも言語を勉強することで、簡単なコミュニケーションはとれるようになります。

不安な気持ちが軽減すると、行動範囲も広がりますね。


4.社会的な繋がりをもつ

一人で悩んでいると、孤独感を感じ、ますます気持ちが落ち込んでしまいます。

社会的な繋がりをもつことで、安心感を抱くことができると思います。

また、その繋がりから新たな情報が得られ、視点が広がりやすくなります。

一歩踏み出すのは勇気が入りますが、サークルに入ってみたり、気の合う友人を作ったりしてみてください。


5.悩みを相談する

一人で悩んでいると、解決の糸口が見つかりにくくなることもあります。

日本にいる友人や家族に相談したり、現地の知り合いがいれば、相談してみることをおすすめします。

相談することで、気持ちが楽になり、解決の糸口が見つかるかもしれません。

また、カウンセリングを受けることもおすすめです。

カウンセリングというと、抵抗を感じてしまう人もいるかもしれません。

しかし、カウンセラーは心の専門家。

自分の気持ちを第3者に聞いてもらったり、相談することで解決方法が見つかるかもしれません。

海外に住んでいても、オンラインでカウンセリングを受けられるサービスもあるため、安心して利用できます。

おすすめのオンラインカウンセリングは、cotreeです。

マッチング診断で、あなたのタイプに合ったカウンセラーを選ぶことができます。

もちろん海外生活の悩みを得意とするカウンセラーも豊富にいますよ。


画像2

一人で悩みを抱えずに、ぜひこういったサービスなどを利用して、不安な気持ちを少しでも軽くしてくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?