フワッと呼び起こされる記憶の意味。
うまれてはじめて見た映画は「ヒーローインタビュー」。 正確には、うまれてはじめて友人とみた映画、である。
あれは確か小学生5年生の頃。いつもは「NO」ということの多い母親が友人と映画を見に行くことを許してくれた。しかも、普段なら絶対に休ませてくれない習いごとも「今日はいいよ」と言ったのだ。
あまりの衝撃にここにいるのはニセモノのおかあさんかもしれない、とまで思ったことも覚えている。
だからか、映画の内容は出演者の安達祐実さんが同情するなら金をくれ!って言ってない!と思った記憶くらいしかなく。本当に悲しいほど覚えていない。
「お友達だけで映画をみている」という状況がうれしくて、もうひとりのじぶんが上からずっと眺めているような、そんな始めての映画の記憶。
そういうちょっとした記憶がお風呂で頭を洗っている瞬間とか、車を運転している瞬間とかにフワッと呼び起こされるのはなぜなのだろう。
やっぱり強烈に感情が動いた思い出って脳みそが何度も引っ張り出してくるのかな。
と、くだらないけどわたしの中でよくある現象のお話でした。おしまい。
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