兄と妹 ~わがままと愛情のはざまで~
今日は他愛もない兄妹喧嘩のお話。
小3息子、年中娘 就寝時。娘は読んでほしい絵本があり、自分だけに読んでほしい。
兄も聞きたい。でもシャワーを浴びていない。これを聞いてから入りたいな・・・と思っていると、妹から「にいには聞いちゃだめ!」と指令が入る。
(え、なんで・・・)「にいにも聞きたいの!」
妹(自分にだけに読んでほしいの!ママとの時間なの!)「だめ!」
の繰り返し。
そしてもう眠りたい時間にどんどん近づいていく。
母としていち早く丸くおさめるには「一緒に読んだらいいんじゃない?」と声をかけること つまり娘はちょっと我慢するのだ。
でもあえて静観して眺めてみた(見守るとかいう優しさの余裕はなく、もうひたすら心的距離を置いて目をつぶるに近い心境)
結果、兄が折れ、シャワーを浴びに行き、妹はママを独占し絵本を読んでもらえた。
読み終わると・・・憑き物がとれたかのように穏やかで優しい娘に変身しており、私に向かって「にいに、聞きたいかなぁ。(母そりゃ聞きたいだろうよ!) にいににもう一度読んであげようか?」とのこと。
シャワーを浴びている兄のところへいき、それはもう優しい優しい声で
「にいに、一緒に読もう♡」と。
兄もはじめは不機嫌だったものの、「うん、わかった」と機嫌も戻り寝室で二人一緒に絵本の読み聞かせをした。
あとから落ち着いて振り返ると、娘は寝室で私が本を読むのを頑張って待っていた。その間、私はリビングのおもちゃを「ちょっと待ってて~」と言いながら必死に片づけていた。
娘は絵本を読んでもらうまで、ママが戻ってくるまで結構頑張って我慢していたのだ。
娘にさらなる我慢をさせるところだった。
家族くらい思い切りわがままをぶつけあえないと(わかっていてもぶつけすぎてもうこの夏半狂乱に何度なったことか・・・)
わがままに思える行動の時はどこかで愛情が足りていない時。ぶつけて発散してそして愛情を勝ち取る。
そこで愛情のピースがうまくはまれば優しさは戻ってくる。
あせらず静観、目をつぶる。
あの時必死に目をつぶってよかった。
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