言葉が伸びていくステップを知りたい
1番キツかった0歳の時、切に願ったことがりました。
それは、「見通しが欲しい」ということ。
「毎日、たくさん話しかけてあげてください」
ろう学校の先生からも、医師の先生からも
言われた言葉。
そして、これをやっているのが本当にキツかったのを覚えています。
子どもが難聴だとわかり、
言葉を伸ばすためには周りの特別なサポートが必要でした。
いろんなアドバイスを受けて
子どもと接してきたけど、
「ただひたすら私が話していて…これで大丈夫?」
「終わりが見えない…」
「見通しもつかない…現在地さえわからない…」
「漠然と頑張るのはツライ…」
0歳の時は、こんなことを考えていました。
子供の言葉を伸ばすために何をどうするのか、
大まかなアドバイスはあれど
結構おまかせなんです。
何もガイドがない中でやるような気持ちで
毎日1から手探りで
子供の言葉を伸ばしていきました。
「え、これ難聴児のお母さんは全員1から自分で考えたり調べたりしてるの?」
「…なんでそれが出来ることが、必然みたいな前提なの?」
「…働いていたり、子だくさんのお母さんの元に生まれたら、めちゃくちゃ大変じゃない?」
私は、「言葉を伸ばすためのガイド」が
欲しくて欲しくてたまりませんでした。
言葉って、人の発達って
もちろん個人差はあるけど
ある程度ステップは同じはず。
だから、目指す方向とか、段階とかは
ある程度あるはず。
ある程度、「この時期はこうして、次出来たらこうして…」みたいな
もう少し具体的な目安があってもおかしくない。
子どもがいきなり走り出したりしないように
寝返り、お座り、ハイハイ、掴まり立ち、ひとり歩き…
こんな風に、
せめてステップを知りたい!
言葉が伸びていく、過程を知りたい!
これが私の願いでした。
息子が5歳になり、
来年はいよいよ小学生です。
この5年間を通して
私が掴んできた「ステップ」を
綴ってみたいと思います。
それで誰かの
雲を掴むようなつらいさ気
持ちが
軽くなったら幸いです。
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