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ようやくボヘミアンラプソディ鑑賞

ようやくボヘミアンラプソディを鑑賞してきた。

公開から、2ヶ月近く立ち、いい映画ということは多方面から耳に入っていたが、観に行くタイミングを完全に見失っていた。そんな中、大学時代の親友からある夜唐突に、音声のメッセージが入ってきた。

その内容は、「この映画を観て感動し、歌いたくなったから歌います。まみちゃん、聞いて下さい。」というものだった。彼女は別に酔っぱらっているわけでもなく、ふざけてもなく、でも ものすごく真面目に熱く歌っていて、噴き出しちゃうくらい笑った。私にもぜひ映画観でみてほしいと、伝えてくれたし、何人かの友人にも言われたので、これは行かねばと決意をした。

私はどちらかというと映画館へ1人でもいけるタイプで、ふらっと後ろの端っこの方で、縮こまってぼやっとみるのが好きなのだけど、なんとなくこの映画は誰かと観たい、、と思って、一緒に観たいとおもう人を想像してからお誘いして、観に行く日を決めたのだった。

上映中は、涙というより、非常に鳥肌がたった。ゾクゾク、そして胸がグギューっとなった。アドレナリンが出た。体感したという感覚がとてもあった。

あの何万人もの観衆を前に立つエネルギー、精神力、カリスマ性、戦う力、、その裏側の苦悩と寂しさ、、外見、国籍、親との関係、セクシャリティのコンプレックスの強さ、そしてそれからの解放へ向かうエネルギーは音と歌と、パフォーマンスにのって、そして観客をも巻き込んで、凄まじい熱量になって、私の心の中も駆け巡っていった。感動した。

すごいなあ、、かっこいいなあ、クイーン最高じゃないか。と思ったのはもちろんだけど、フレディは、彼女だった、メアリー・オースティンと生涯の友人だったという表記をみて、心がハッとなった。憎しみあってもいい要素は沢山あっただろうに、それでも怖れずに、お互い心の底からの愛を持って、関わりあったんだろう。帰宅後、2人の写真を調べてみたけれど、本当に素敵な表情をしていた。お互いがお互いを思い合っている顔をしていた。

限りがある人生。家族と呼べる人々と出会い共に歩み、自らの魂を燃やし続けたフレディーマーキュリー、、ロックだなあと思った。私はちゃんとロックできてるか、、何かにおびえてないで、自らの人生を行ききる為の問いをガシッと貰った映画だった。

ありがとう


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