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私が灯油ストーブを買えるまで

去年の初夏に初めて、一軒家に引っ越しをした。木造2階立て、冬はとても寒いことは予想していたが、本当に寒い。エアコンとハロゲンヒーターでも部屋全体を暖めることは難しく、灯油ストーブ購入の検討に至った。ガスは、ガス口がキッチンにしかないことと、災害があった際、使えなくなる可能性が高いことや、何かいいイメージを持てなかったから 選択肢にはあがらなかった。

とまあ、ここからインターネットのレビューや価格などを通して、私の灯油ストーブ選びが始まった。これが今年の1月初旬の話。実家では使用したことがあっても、自分で灯油ストーブを使うのが初めて。対流型と放射型のどちらを買うのか、どのくらいのサイズを買うのか、どのメーカーにするのか、、選ぶことが多すぎて 中々決められず そんな自分にぐったりした。何かを決める際に、結構直感的に決められるほうではあるのに、なぜだ、、なぜだーと思ったら、そもそも灯油ストーブという未知の代物に対する恐怖心があったからだと思う。

最初はお洒落なことを重視して、アラジンやトヨトミのランプ形のものを購入しようと思っていたけど、以外に高い。3万〜5万くらいする。。近所のお洒落雑貨店などには、アラジンのストーブがいい感じに設置してあり、憧れがあったけれど、、。対流型は、あまり広範囲であたたまらない、灯油タンクは本体と一緒ということで、色々考えて、お洒落は切り捨てることにした。

2、3人の灯油ストーブ先輩たち(使用経験者)にも意見をきき、もう購入ボタンを押すだけという時に、電気屋さんに出向いてその商品をみたら、思ったよりサイズがでかいぞということになり、少し小さめのコロナ、放射形の定番商品を購入した。買ってよかったなーと思うところは、「よごれま栓」かな。灯油を外でいれることができるし、ワンタッチの蓋は本当に便利。ああ、自分は根がお洒落ではないのだなと改めて感じた選択だった。

アマゾンで購入した後、ストーブはすぐ到着した。問題は灯油をどう調達するかである。私は車を持っておらず、近くのガソリンスタンドからカートで引きずってこようかと思って、10リットルタンクを2つ購入。しかし、カートを買う気になれず、灯油の配達サービスを頼むことにした。巡回灯油サービスは今ではLINE登録して、注文ができるという現代的なものだった。

そこから、ストーブ用の単1電池を買い、灯油を入れるポンプと電池を買い、灯油配達をまって、本体到着後1週間たってようやく始動させることができた。

最初は独特の灯油の香りにのどがやられている気がしたけど、気のせいにしている。ほこほこ温まるのは嬉しいし、お湯をわかしたり、蒸し料理をするとびっくりするくらい美味しいものができる。

冬、寒くてかたまってしまいがちな膠や絵の具もストーブの上で溶いたりもしていて、何かと便利である。少しずつあったかくなってきたけれど、いつまで使えるのか、灯油の減り具合の様子をみながら、今日も暖をとっている。あー長い道のりだったけど、よかった! ありがとう〜

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