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ライティングディテールスケッチ #5 Uniqlo Ku'damm, Berlin

こんにちは、現在ベルリンでライティングデザイナーとして活動しいていますmami(@mamichen0929)です。

スケッチとポイント

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Instagram投稿

ポイント
- 屋外広告などによく使われるタイプの電光表示板を階段の蹴上部分に用いていて、「FROM TOKYO TO BERLIN(東京からベルリンへ)」という言葉を常時流している(動きがある)
- アルミのマット仕上げの表面に反射
- アクセントとしてのライティング、赤い光の使用

場所

ベルリンのショッピング通りであるクーダムの一角にユニクロの店舗が構えています。ベルリンにはこの他何か所かユニクロの店舗がありますが、この店舗が一番大きいです。価格は大体日本の1.5-2倍ぐらいでしょうか。

考察

ねらい通りか偶然の産物なのかは不明ですが、アルミ仕上げの反射具合がちょうどいいディテールです。
仕上げはマットぐらいがちょうど良さそうです。これがもっと反射率の高いマテリアルの仕上げの場合は反射光が眩しすぎる結果になってしまうのではないかと思います。敢えて、マテリアルの反射を利用するようなライティングディテールを考える場合、実際に光源とマテリアルでモックアップ確認することが非常に重要です。

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こちらは同じくベルリン市内で見つけた赤い光を利用したライティングの一例です。
暗室のような少し禍々しい雰囲気になります。
ナイトクラブなんかに行くとこういった奇抜な単色のライティングを使っていたりするのですが、普通の空間で使うことはまずありません。理由は単純に視認性が落ちてしまうからですね。公共空間で用いられることはまずない手法です。

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以前の記事でも紹介しましたが、光を利用したアーティストとして有名なOlafur Eliasson氏はこの手法を非常によく使っています。彼自身の作品ではハロゲン色を強めたような黄色とオレンジの中間色が用いられています。

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(2019年ロンドンTateModernの展覧会より)

またこれは、大学院時代にドイツ人教授が話していたことなのですが、ヨーロッパでは赤の光を公共の場ではあまり好んで使わないようです。その理由は共産主義の代表カラーが赤で西ヨーロッパでは社会的に好まれないから、というものですが、果たして審議は分かりませんが日本ではなかなかない考え方で面白いなと思ったのでここで紹介しておきます。

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