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「好きにしていい」は孤独[51/100]

2023年11月19日のさとゆみさんの24時間で消滅するエッセイ「今日コレ」は「制約が多い方が工夫しがいがあり、萌える」という内容だった。

歳をとるに従って好きにしてください案件が増えたけれど、それでも私は不自由が多いほうが自由になれる。条件が増えるほど、クリエイティブは先鋭する。

縛られるのが好きだ。

不自由な自由【さとゆみの今日もコレカラ/019】

納期、予算などが潤沢にある原稿の依頼は、純粋に文章力で勝負しなきゃならない。しかし、制約の多い原稿であれば、その範囲内において最高の原稿を書くための工夫を含めて、評価される。
文章力ではベテランライターの方に勝てなくても、サービス精神で勝負、というところなのだろうか。

さとゆみさんほどの文章力があってコレを言われると、私はどうすれば良いんだ、と思うのだけれど。

ベテラン認定されているからこそ、「好きにしてください」案件の依頼がくるのではないかな、とおもう。「好きにしてください」案件を頂いたことはないけれど、「好きにしていいよ」課題ならあった。

さとゆみさんのビジネスライティングゼミ、アドバンスクラスの最終課題だ。

これ、私は大変困った。
制約のアルナシの話ではないのかもしれないが、課題の枠組みが決められていたら、「どうやるか」の検討だけすればよかった。
しかし、フリー課題だと、まず何を出すのかから考えなければならない。目標設定から、私に任せられる。結果、1人で悶々とした。

「伝えたい何か」や「叶えたいこと」がある人は強い。しかし、私はライティングを通して、そんな強い想いを持つ人のお手伝いをしたい。

え? 何書けば良いの? とフリーズ。これ、大学の卒論に似てるな、と思った。ただ、卒論の時は、担当教授と話し合えた。二人三脚してくれる相談相手がいたことが、とてもありがたかったことに気づいた。

制約があるということは、その制約を決めた人に相談できる。不明点があれば、聞くことができる。
それに、終わった後、制約を設定した人が、工夫した箇所に気づいてくれたりもする。

「好きにして良いよ」は自分との戦いだ。
まだ、戦えそうにない。

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