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旅日記13日目パリ・モロー美術館とロダン美術館(1991年8月11日)
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9区にあるギュスターブ・モロー美術館へ。モローの邸宅であった建物が美術館として公開されている。26歳の私は、モローが好きではないみたいだ。建物の装飾が美しい。
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クリニャンクール蚤の市へ。危ないから行っちゃだめと言われたが、一人で行動していると目立たないので案外平気。頼まれた古本を買ったり、お店の人とおしゃべりしたり、満喫した。
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ロダン美術館へ。ロダンの愛人だったカミーユ・クローデルの作品もたくさん観ることが出来る。この時はまだイザベル・アジャーニが主演した映画「カミーユ・クローデル」を観ていないのだが、ロダンの弟子であり愛人であり、ロダンに影響を与えるほどの才能もあった彼女は、結局ロダンに裏切られ最後は精神を病み、30年間ものあいだ精神病院に収容され一人亡くなったのだ。悲しすぎる。
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今では名所のようになっているが、ゲンズブールが亡くなったのは1991年3月2日なので、この時はまだ亡くなって5ヶ月。「L'Homme à tête de chou(くたばれキャベツ野郎)」というアルバムがあるので、キャベツのお供えがある。パリには数カ所大きな墓地があり、歴史上の人物や有名人の墓地めぐりも楽しい。昔は墓地を探すのも一苦労だったが、今はgoogle mapに明記されている。超便利。